ここ数年、コンビニスイーツの注目度はますます高まっています。各社ともスイーツに力を入れており、味のリニューアルや有名ブランドとのコラボなど、バリエーションも進化の一途。選ぶ楽しさも広がっています。
でも、帰り道にフラッと立ち寄り、お手ごろに買える気軽さだけに、ダイエット中はちょっと辛い……。
そこで、「美味しいのに低カロリーなスイーツが食べたい!」食欲と理性の間で揺れるあなたに、ダイエット中でも怖くないコンビニスイーツ5選をお届けいたします。
フードアナリストの記者が、コンビニ3社から低カロリースイーツを厳選。独断と偏見で、味・コスパ・満足度を評価しました。
▼圧倒的低カロリー!「無限ナタデココ パインゼリー」(ファミマ)

0カロリーゼリーはよく見かけますが、味が単調でなんとなく物足りなさを感じませんか?
こちらは、パインゼリーの中にナタデココがぎっしり。“無限”と名乗るだけに、どこにスプーンを入れてもナタデココがゴロゴロ出てくる感動を味わえます。

ゼリーはさっぱりのどごし良く、甘さは控えめで、ナタデココ特有のギュッとした歯ごたえがあり、食べる手が止まりません。290gの大容量にくわえ、噛むことで満足度もUP。カロリーはわずか12kcalというのも嬉しいポイントです。
現在ファミマ限定で販売されていますが、今後別のフレーバーも登場してくれたら嬉しいですね。
味:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
満足度:★★★★★
「君」だけに「黄身」だけの「7プレミアム きみだけのプリン」(セブン) 137 kcal

卵黄、つまり“黄身”だけを使った、ネーミングセンスが光るプリンです。プレミアム感のある金色のパッケージながら、価格は159円とお手ごろ。
量は95gで若干少なめですが、その分カロリーは137kcalにおさえられます。ちょっと口さみしいな、という時にぴったりのサイズ感です。

トロッとなめらかな舌ざわり。卵の風味がひときわ強く、贅沢感ある味わいです。甘さは控えめで、ほんのり苦みのあるカラメルとのバランスも◎。
全体的に軽い食感なので、甘みを求めている時はちょっと物足りないかも。そういった意味でも“上品な大人のプリン”といった印象です。
味:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
満足度:★★★☆☆
無敵の食感「つるっとなめらか杏仁豆腐」(ローソン) 144 kcal

杏仁豆腐は各社から販売されていますが、コスパ面やバリエーションはセブンやファミマがやや優勢である一方、食感の面ではローソンが頭ひとつ抜けている印象です。

スプーンを入れると、トロトロでプルプルな質感。口あたりは商品名の通り、つるっとなめらかです。ほのかなナッツの風味とまろやかな甘みが広がり、後味はさっぱり。
食後のデザートはもちろん、ティータイムにも合いそうな、リッチな杏仁豆腐です。
味:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
満足度:★★★★☆
企業努力が光る「バニラ香るカスタードシュー」(セブン) 176 kcal

デザートの定番、シュークリームはセブンの人気スイーツのひとつ。2025年3月には、これまで販売されていた「とろ生カスタードシュー」にバニラ原料を増量、より上品な味わいへとリニューアルされて登場しました。

生地はふんわり。クリームの中にはバニラビーンズが目に見えるほど混ぜ込まれていて、上質な香りが広がります。濃厚でとろっとしたクリームは贅沢感があり、甘さが引き立ちます。
サイズ感も、ひとつで十分の満足度ながらカロリー控えめで糖質も13.8gと、シュークリームとしてはかなり優秀!
味:★★★★★
コスパ:★★★★☆
満足度:★★★★★
食べても大丈夫なんだ!「プレミアムロールケーキ」(ローソン) 212 kcal

コンビニスイーツの歴史が変わったきっかけともいえるでしょう。発売当初にセンセーショナルな話題となった、ローソン「プレミアムロールケーキ」。意外なことに、ダイエット中でも怖くないスイーツなのはご存じですか? カロリーは212kcalと普通ですが、注目すべきは糖質13.1gというところ!

ふんわりスポンジにミルク感あふれるたっぷりクリーム。思わずクリームを最後まで取っておきたくなるような美味しさです。食感が軽いのも魅力のひとつ。それでいながら満足感もある逸品です。
こんなにおいしいのに糖質コントロールの味方にもなってくれるのは、まさに理想的なスイーツです。
味:★★★★★
コスパ:★★★★★
満足度:★★★★★
選ぶ喜び!コンビニスイーツとのいい関係
コンビニスイーツと聞くと「カロリー爆弾」のイメージがありますが、実は意外と低カロリーな商品も見つかります。
中でも、食べごたえという点ではファミマの「無限ナタデココ パインゼリー」が特に印象的でした。また、5品の中ではカロリーこそやや高めですが、ローソンの「プレミアムロールケーキ」は糖質が意外と控えめで、満足度の高さが際立っていました。
ダイエット中は何かと制限がつきものですが、たまには“チートデイ”も必要。低カロリーを意識すると、コンビニスイーツがまた違った見え方になるかもしれません。
<取材・撮影・文/櫻井れき>