日本テトラパック株式会社が展開する「リセッ豆乳プロジェクト」は、現代人の食生活に潜む“たんぱく質の偏り”に光を当て、たんぱく質の動植物バランスをととのえ健康な体づくりをサポートする取り組みだ。2025年8月28日、AP東京丸の内にて開催されたメディアセミナーでは、その第2弾調査結果が発表された。テーマは「豆乳摂取者と非摂取者からみる豆乳の食生活への影響」。現代人の食生活に一石を投じる、非常に興味深い内容だ。
日本人のたんぱく質摂取量が危機的状況にある

「最近、どうも疲れやすい」「肌の調子が悪い」など、身体の不調を感じている人は多いだろう。その原因は、もしかしたらたんぱく質不足かもしれない。2000年代に入って以降、日本人のたんぱく質摂取量は減少傾向にある。ピークだった1973年と比較すると、2008年には1日あたり約16gも減少し、その後も1日70gで推移している。この数字は、戦後間もない1950〜60年代と同レベルであり、決して高い水準ではない。
特に問題なのは、植物性たんぱく質の摂取量減少である。かつて日本人の食生活を支えてきた大豆製品や穀類が、食の欧米化や簡略化によって食卓から遠のいていることが、たんぱく質不足の大きな原因と考えられている。こうした現状を踏まえ、本調査は、“通常の食生活”を送っている一般の成人女性(20代・40代)が豆乳を飲む食習慣を持つことで、「たんぱく質の摂取量、動植物バランス」など日常の食事から得る栄養素バランスにどのような影響をもたらすのか明らかにすることを目的に調査した。
調査概要
調査名 :豆乳摂取による食生活への影響調査
調査方法 :インターネット調査による食事記録調査
調査期間 :2025年6月(6月3日、5日、7日)非連続の平日2日+休日1日の3日間
調査対象者:20代、40代の女性 123名
調査内容 :たんぱく質量(動物性、植物性)、炭水化物量(糖質、食物繊維)、脂質、摂取カロリー、豆乳の摂取量
調査主体 :日本テトラパック株式会社 リセッ豆乳プロジェクト
豆乳を飲むだけで、食生活は劇的に変わる

本調査を監修した大豆研究の専門家である石渡尚子教授(跡見学園女子大学 マネジメント学部生活環境マネジメント学科 教授)が登壇し、調査結果を詳しく説明した。
今回の調査は、20代と40代の女性を対象に、豆乳を日常的に飲む「豆乳摂取群」と、そうでない「豆乳非摂取群」の食事記録を分析したものだ。その結果から見えてきたのは、豆乳がもたらす驚くべき効果だった。まず、豆乳摂取群は非摂取群よりも1日あたり約6gも多くたんぱく質を摂取していた。これは、豆乳200mlパックの半分強で得られる量だという。そして、最も注目すべきは、たんぱく質の質。豆乳摂取群は、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の比率が「1:1」という理想的なバランスに。一方、非摂取群は動物性に偏りがちだった。日々の食事に豆乳を少し加えるだけで、これほどまでに栄養バランスが整うとは、まさに驚きに他ならない。
たんぱく質を効率よく摂るためのポイント
1)毎食こまめに摂る
一度に大量に摂取しても吸収できる量には限りがあるため、朝・昼・晩の3食に分けて摂ることで、筋肉の合成に必要なアミノ酸を常に体内に満たす。
2)植物性たんぱく質を増やす
肉や魚などの動物性たんぱく質に偏りがちなので、植物性たんぱく質(豆類など)を意識的に摂ることが重要。これにより、動物性脂肪の過剰摂取を防げる
3)豆乳を活用する
豆乳は手軽に植物性たんぱく質を補える便利な食品。おやつや間食を豆乳に置き換えることで、満腹感が得られ、カロリー摂取を抑えることにも繋がる。さらに、大豆に含まれる成分はコレステロールを調整する機能も期待できる。
若年層に潜む「隠れ栄養失調」

調査はさらに、20代女性の深刻な課題を浮き彫りにした。彼女たちの多くが、基礎代謝量以下のエネルギーしか摂っておらず、脂質の摂取量が過多という状態だった。これは、朝食の欠食や偏った食生活が原因と考えられる。しかし、ここでも豆乳が解決策となる。たんぱく質を意識して摂ることで、自然と食事の選択肢が広がり、エネルギー摂取量も適正に近づく。また、植物性たんぱく質を増やすことで、脂質の摂取量を抑えることにも繋がる。
豆乳マニアが語る「沼る理由」

ゲストとして登壇したのは、筋金入りの豆乳愛好家・黒豆田聖子氏。その生活はまさに“豆乳に沼った”日常だ。2004年にものまね活動によるメイクの重ね塗りで肌荒れに悩む日々。豆や豆乳を摂り入れた食生活を積極的にはじめたことで肌の調子が抜群に改善した。そこから豆乳愛が目覚め、豆乳ソングをリリース、自宅で豆乳製作、2022年に豆乳マイスターを取得。現在は飲食店と豆乳コラボメニューを販売したり、豆乳を使ったスキンケアなど健康美容をテーマに発信をする日々を送る。「朝はカフェラテではなくソイラテ、料理には豆乳ベースのスープやソースを取り入れる。乳製品よりも軽やかで、体調の変化も実感できる」
豆乳は単なる食材ではなく、日々の健康リズムを整える“習慣”として根付いていることが伝わってきた。
管理栄養士が提案する3分でできる「リセッ豆乳」メニュー
続いて登壇したのは管理栄養士であり豆乳マイスタープロでもある藤橋ひとみ氏。テーマは「今回の食事記録調査からみえた毎日の食生活での豆乳活用法」。提案されたのは、牛乳を豆乳に置き換える、料理にも豆乳を加える、スープや出汁にも活用するなど摂り入れやすい方法だ。



レシピも公開され「朝食:お茶漬け風豆乳のまろやか卵かけごはん」「昼食:豆乳×インスタント袋麺」「夕食:豆乳でコクうま!具だくさん豚汁」「間食:電子レンジで簡単!豆乳マグカップケーキ」など。いずれも手軽に作れるものばかりだ。藤橋氏は「植物性と動物性のバランスを考えた時、豆乳は欠かせない存在になる」と力説した。
豆乳は、食生活を「リセット」するツール
今回の調査結果が示唆するのは、豆乳が単なる健康飲料ではなく、日々の食生活を根本から見直すための強力なツールだということだ。管理栄養士の藤橋ひとみ氏や、「豆乳マニア」を自称する黒豆田聖子氏も語るように、豆乳は忙しい現代人にとって、手軽で効果的な栄養補給源となる。コーヒーを豆乳ラテに。味噌汁に少し加える。そうした小さな工夫が、たんぱく質の量とバランスを劇的に改善し、ひいては肌の状態を良くすることにも繋がる。
「リセッ豆乳プロジェクト」が提唱するように、まずは身近な豆乳から、自身の食生活を「リセット」してみてはどうだろうか。