コンセプトの異なる複数の美容・健康ブランドアイテムをECなどで展開する株式会社レバンテは、4月28日より8つ目となるライフスタイルブランド「Sereniq(セレニック)」の展開を開始するなど、ECサイトでの商品展開で業績を伸ばしています。
この度レバンテのeコマース事業部部長を務める大西一輝さんにインタビューし、レバンテや同社のブランドについて話を伺いました。
美容・健康ブランドを手掛ける「レバンテ」が描く未来とは
レバンテは愛知県・名古屋市に本拠を置く企業で、化粧品の卸・OEMを行う企業として創設。
現在はD2Cブランドを8つ抱え、美容や健康食品などを中心に、主にAmazonや楽天といったECモールで商品を展開しています。
「レバンテは今年で創業20周年を迎える企業で、現在弊社の主力であるD2Cブランドで、美容・健康ジャンルに関して様々な商品を展開しています。私はEC事業の立ち上げから担当し、商品企画開発から販売までを行っています。」
と紹介してくれたのは、同社の大西さん。
大西さんは、レバンテがD2Cブランドを手がけるようになったことで、直接顧客とつながりをもち、商品のレビューや感想などをもらうことができるようになった点が大きなメリットとなっていると説明。
「OEMでは取引するお客様(取引先企業など)ありきになってしまうところを、自分たちで商品を作って販売することで、意見を取り入れたり改善を素早く行うことができます。もっと色々なことにチャレンジ・挑戦していきたいという弊社の想いが、D2Cブランドを展開することになったきっかけとなっていますね。」
と、レバンテがD2C事業を始めたきっかけについても教えてくれました。
累計販売数35万袋を達成した菌活サプリ「BIONUS」
大西さんに、ライバル製品との差別化点について伺うと、
「配合成分の成分量であったり、メイン成分だけでなく、その掛け合わせの成分のバリエーションなども含め、製品の中身・スペックをとても気にして作っているところが他社製品との差別化点になっていると考えています。また、パッケージにもものすごくこだわりを持って作っている点が特長ですね。」
と教えてくれました。
レバンテが展開する8つのD2Cブランドの中で、美しさを体の中からサポートしてくれる「菌」に着目したサプリメントブランド「BIONUS(ビオナス)」は、同社を代表するブランドの1つ。
「美を成す」「BIO(プレバイオティクス)」「ヴィーナス」といった意味を持たせたブランドで、1袋で4兆個(ヨーグルト約4000個分)の乳酸菌が摂れるほか、酪酸菌・ビフィズス菌・ナットウキナーゼといった相性の良い菌を配合している点が特徴。
「乳酸菌のサプリは単体のものは結構な数が世に出回っていたのですが、例えばビフィズス菌のサプリ・納豆キナーゼのサプリそれぞれもその単一成分のサプリメントがほとんど。色々な菌の需要がある中で、単一成分で販売されているブランドが多かった中で、“それって一つにできないのかな?”と思ったところから、商品企画がスタートしました。」
商品企画を大西さんともう一人の担当者の二人で話し合う中で「腸は体の中で一番大事だよね」といった話からブランドの基礎ができていき、現在のブランドが完成したのだそうです。
また、成分だけでなく上述した「パッケージ」にも細部までこだわっており、
「乳酸菌のサプリメントというと、水色のパッケージのイメージがあるかと思うのですが、同じようなパッケージの商品が横並びになっていては捻りがあまりないですよね。私たちはサプリメントブランドとしては後発ということもありましたので、特にBIONUSが“多種多様な菌を配合していることをデザイン的に表せないか”と思い、現在のパッケージに辿り着きました。」
カラフルなドットデザインのパッケージは、様々な菌が配合されていることを表すだけでなく、そのおしゃれさもユーザーから支持を受けているのだとか。
「最初はスペックで見られることも当然多いのですが、カスタマーレビューなどでパッケージについても言及していただくこともあるので、そこも皆様に支持していただけるポイントとなっているのかなと思います。商品を手にした時の高揚感や、使用した時の体験が大切だと思っているので、その点も重視しています。」
と、手に取ったり持ち歩きたくなるような「パッケージデザインのおしゃれさ」にも徹底的にこだわっていると教えてくれました。
「今後はオフライン店舗へも拡大していきたい」
今後の取り組みについて伺うと、大西さんは4月28日に誕生したばかりのライフスタイルブランド「Sereniq(セレニック)」に触れ、
「Sereniqは、“ライフスタイルをちょっと豊かにできるようなアイテムを作りたい”と思って立ち上げたブランドです。シューズの臭いをとってくれる粉末状の靴用消臭パウダーを販売しました。」
と紹介しました。
本商品は、粉状で消臭後にすぐ履くことができたり、ボトルも玄関に自然と馴染むボトルカラーなどのデザイン性にもこだわっているアイテムとなっています。
「日常にある色々な商品を、消去法から選んでいることって結構あるのではないかなと思うので、そういった点に着目したものづくりを行なっていけたらと思っています。」
「仕方なく、あるものやいつもの商品を選ぶ」という消去法な商品選びを無くし、より良くしていきたいと、大西さんは力強く言い切りました。
新たなブランドもリリースしたレバンテの次なる目標は、オフライン店舗への進出も含めた「さらに多くの方へ届ける」方法。
「ECでの販売は大変好調なのですが、ECモールは商品を事前に知っていたり調べて購入する方式なので、知っている方にしか届かないというデメリットがあります。レバンテではもっと多くの方に商品を届ける方法を模索しています。BIONUSは2025年6月より全国のドラッグストアで商品展開を行う予定となっていますので、さらに多くのオフライン店舗で商品が展開できるよう取り組んでいこうと思っています。」
と大西さんは自信に満ちた笑顔で今後の展望を述べました。
「私たちの全ての土台は“健康”だと思っています。自分の健康が整うことで、様々なことにチャレンジできるし、色々な可能性が出てくると思っているので、まず自分の体の健康・メンテナンスを大事にしてもらえたらいいなと思いますし、それを私たちがサポートしていけたら。」
美容や健康食品・サプリメントだけでなく、ライフスタイルという分野でも魅力的な商品を展開しているレバンテ。
大西さんを含めたレバンテの熱い想い、そして徹底したこだわりが一つの軸として通っていることで、評価される商品が生まれているのだと感じました。
BIONUS公式オンラインショップ:https://bionus.jp/