東京・秋葉原のベルサール秋葉原で5月29日から31日まで開催中の体験型フードフェス「脳汁横丁2026」。そのメディア向け先行体験会が開幕前日に行われた。パチンコホールなどを運営する株式会社マルハンの東日本カンパニーが展開する「ヲトナ基地プロジェクト」の一環として昨年初開催され、3日間で1万人以上が来場した本イベント。パワーアップして帰ってきた今年は「奉脳祭」をテーマにしたサイバーな祝祭空間で、人気クリエイターとコラボしたユニークでおいしいグルメが楽しめる。ここでは企画監修を担当したアフロマンス氏らが登壇した当日の様子とともに、館内で体験できるコンテンツの一部をお伝えしていこう。
なぜ“パチンコのマルハン”がアキバでお祭りイベントを?
この日は、株式会社マルハン 東日本カンパニー・ブランド戦略部の仲奈稚氏が主催者を代表して始めに挨拶。同社が本イベントを開催する意義などが紹介された。

ヲトナ基地プロジェクトの「ヲトナ」とは、ヲタクとオトナを組み合わせ、「大人になっても好きなことを全力で楽しんでほしい」という思いを込めた同社の造語。同社では次世代のパチンコファンの獲得・育成を目的として2024年4月に本プロジェクトを始動し、これまでに5度のイベントを開催してきた。そして本イベントのキーワードである「脳汁」とは「ドーパミンやアドレナリンなど驚きや達成感を感じた時に分泌される脳内物質」をユーモラスに表現したネットスラングから定着した言葉で、同氏は「閉塞感漂う今の世の中をぶち破るために脳が喜ぶ脳汁体験を提供することが、私たちの届けたい価値です」と語る。

続いて登壇した本イベントの企画監修者で株式会社Afro&Co クリエイティブディレクターのアフロマンス氏は、2度目の開催となる今年の注目ポイントを紹介。「今年は食べるだけではなく、謎を解いたり、接客が面白かったり、ゲームの結果でメニューが変化したりと、面白い脳汁体験を各店舗に用意しました」としつつ、「このイベントのために半年間くらい血と汗と脳汁を出しながら頑張ってきたので、ぜひお楽しみいただければと思います」と来場を呼びかけた。
水溜りボンド・トミーら13組のクリエイターとコラボしたフード&ドリンクを販売
その後は各種コンテンツを実際に体験。

「奉脳祭」がテーマの会場は、屋内外に屋台が並び立つお祭りムード。屋内はところどころに脳みそのオブジェと「脳汁」の文字が散りばめられ、電飾がきらめく異世界的な空間だ。中央にはピンクの鳥居が光り輝く「脳汁ギャル神社」が鎮座。また、150個の提灯にプロジェクションマッピングが投影されるステージでは、TRFのDJ KOOやDJやついいちろうらが出演するDJライブや「脳汁BINGO」「みんなで踊ろう脳汁音頭」といった企画が予定されている。

まずはド派手な空間に圧倒されつつ、やはり注目は人気クリエイターとコラボしたフードの数々だ。今年はサイバーおかん、CGOドットコム、リロ氏、トミー(水溜りボンド)、揺蕩う脳髄、デッカチャン、琴吹ゆず、山下メロ、タンサンあさと、メンチニキ、マナリス、5歳、さかな芸人ハットリとコラボした9つの屋台が登場。この日はクリエイター本人も来場し、各メニューに込めた思いが語られた。
このうち「トミーの徹底比較ベーカリー」は、水溜りボンドの人気YouTube企画である「徹底比較」を体験できる屋台だ。「当日、会場にいると思いますので、ぜひ話しかけていただければ」とトミー。今回はカレーパンとラッシーの最適解な組み合わせを比較し、リアルタイムのランキングがモニターに表示される。


次に「ギャル式(R) 拉麺 爆盛 by CGOドットコム」の屋台では、ピンクの麺に好みの具材をトッピングできる『バイブス爆上げ麺』を販売。ギャルマインドを普及する同社らしいアゲアゲな一杯で、メンバーのMiyunaは「自分好みにカスタマイズして~、私たちと一緒に盛り上がろ~、よろしくね~」とゆる~くアピールした。


某牛丼チェーンに2000日以上連続で通う一般人・マナリスとコラボした「まなりす家 脳汁横丁本店」は、昨年大バズりを見せた『レインボーチー牛』を今年も販売。さらに今年はドル箱付きの『キングレインボーチー牛』も数量限定で販売する。「余った容器は僕の家に届くらしいので、ゴミ箱に捨てずに置いていってください」とやや謎のコメントを残したマナリス。なお、こちらでは横スクロールの画面に流れてくる牛丼の杯数を数える「牛丼襲来チャレンジ」のゲームに挑戦でき、見事に当てると会計がタダになるというおもしろ企画も。


そして「メンチニキのメンチ学園千人切り」の屋台では、その店名通り、いろんな場所でメンチを切っているメンチニキが、メンチカツなどの商品を買ってくれた人とメンチ切り千回に挑戦。三日間ほぼ店頭にいるとのことなので、我こそはというメンチ自慢は対決に挑んでみよう。

一方、暑さの増してくる時期にスカッとする飲み物が楽しみたい人には「脳汁スタンド」がおすすめだ。ガソリンスタンドを模したこちらは、4名のクリエイターとコラボしたドリンクを給油機風のサーバーで注ぐというシュールなスポット。このうちアイドルグループ・RiNCENT#の一員として活躍する琴吹ゆずは、SNSでバズったダチョウの物まねに着想を得た「ダチョウになる魔剤?」を考案し、「たくさんの人に飲んでいただいて、みんなでダチョウの群れが作れたらいいな」とコメント。


そのほか、クレーンゲームやマルハンのスロット台などで遊べる脳汁遊戯コーナー、脳汁あふれるグッズを販売する脳汁マーケット、脳汁横丁公式グッズの販売コーナーもあり、とにかく言葉では伝えきれない脳汁発生不可避なものが満載のイベントとなっている。
「マルハンが革新的で意味不明なことをやってるな、おバカなことをやってるなと言っていただけることが、私たちにとって褒め言葉です。そして気分を変えたい時に、マルハンに行けば脳汁体験ができるかもと思い出していただける存在になれれば嬉しいです」と仲氏は語る。同社がまじめに取り組む“おバカ”な祭典で、普段は心のうちに抱え込んだ本能や熱狂を思いっきり解放してみては。
「脳汁横丁2026」は、東京・秋葉原のベルサール秋葉原で5月29日から31日まで開催。開催時間は11時~20時、入場は無料(フード、ドリンク、オリジナルグッズは購入が必要)。
