UCCが2月28日から2日間限定で面白いカフェをやると聞いて会場のある表参道までやってきたのだが、原宿方面から表参道の大通りを歩いていてもその場所が一向に見つからない。そして表参道交差点から青山通りを左手に曲がると、そこからすぐのところに「さようなら先入観」という文字がドーンと書かれたスポットを発見。ああそうか、表参道の大通りだけが表参道エリアだと思っていたのは、私の勝手な“先入観”だった。
「さようなら先入観カフェ by UCC」を体験
この「さようなら先入観カフェ by UCC」が今日の目的地。外観にはイラストレーター・pinoさんの描き下ろしによる女子高生のイラストとともに「ブラックコーヒー 飲める人は大人」というパネルが飾られている。一見して何のスポットか分からないシュールな雰囲気に、道行く人たちも「これ、何?」と数多く足を留めていく。

中へ入って入り口のカウンターで差し出されたのは、こちらも「さようなら先入観カフェ」と書かれたスリーブを巻いた一杯のコーヒー(無料)。一口飲む。う~む、コクが深くて何とも落ち着く味だ。

左手の空間には「誰にでもよくある『先入観』」。このカフェでは文字やイラストを見てその先入観に『さようなら』できるかも」いう誘いに続き、「幽霊といったら黒髪ロングヘアの女性」「ピンクのお菓子はイチゴ味」など「確かに」とうなずきたくなる先入観の数々が、こちらもpinoさんの親しみあるイラストとともに展示されている。

そして一階をぐるっと見て2階に上がると、ベールで隠された空間の頭上には「あなたにはこれから先入観にさようならしていただきます。」の文字が。そしてここで先ほど飲んだコーヒーがカフェインレスコーヒーであることを初めて知るのである。
カフェインレスコーヒーへの先入観を無くしたい
本カフェは、UCCが3月2日にリニューアル発売する「UCCおいしいカフェインレスコーヒー」シリーズのプロモーションの一環となるイベント。あえて詳細を隠した状態で提供する一杯を通じて、カフェインレスコーヒーを“先入観”なく楽しんでもらうことを目的としている。

開催に先立って行われた記者発表会で同シリーズの開発担当者であるUCCの赤石明さんが語った話によると、昨年の年間輸入量が史上最多を記録するなど普及の広がりを見せているカフェインレスコーヒーだが、「カフェインを抜くこととおいしさがトレードオフの関係になっているという先入観を持っている人は依然多く、市場調査では約3割の人がカフェインレスコーヒーに『おいしくない』というイメージを持っていることが分かった」という。
その上で若年層を中心に昨今広まりを見せている「カフェインコントロール(1日の中でカフェインの摂取量を調整すること)」という新文化を紹介したなどに触れた赤石さんは、アラビカ豆100%の素材とじっくり焙煎という「UCCおいしいカフェインレスコーヒー」のこだわりを紹介。「じっくり焙煎では、単に焙煎時間を長くするだけではなく、火の入れ具合を緻密に計算し、コーヒー本来の甘みやコクを引き出しています」とアピールした。

一方で、本イベントの企画を担当した同社の佐川輝さんは、会場のコンテンツをひと通り紹介した上で「年々拡大しているカフェインレスコーヒー市場ですが、コーヒー市場全体ではまだまだ規模が小さく伸びしろがある分野です。今回のイベントを通じてカフェインレスコーヒーの先入観を無くすことで、市場拡大につなげていけたら」と意気込みを述べた。ちなみに、1回で紹介されている先入観の数々は同社の社員から募ったものだといい、そのうち「キラキラネームは平成か令和生まれ」というコピーは、佐川さんご自身の案なのだそう。
なお「UCCおいしいカフェインレスコーヒー」は粉、ワンドリップ、水淹れアイスコーヒー、インスタントコーヒー、ペットボトルと多彩な商品展開。本カフェの2階では、その魅力に関する展示やSNSによる景品企画、おみやげのプレゼントもある。また、本イベントは2日間限定だが、3月7日から21日までは東京・世田谷区の「二子玉川 蔦屋家電」でもサンプリングイベントを行うそうなので、ご興味ある方は出かけてみてはいかがだろうか。
