幼稚園・保育園の頃は、毎朝当たり前のように手をつないでいたのに、小学校に上がると「もう大丈夫」と言われることが増えていきます。小学校入学後、子どもとの関係が変わったと感じる親は少なくありません。
実際に、進研ゼミが行った調査では、小学校に入学すると約6割の親が「手をつなぐ回数が減った」と感じていることがわかりました。また、「二人きりで過ごす時間が減った」と回答した親も半数以上にのぼります。特に共働き世帯が多い現代では、親子で過ごす時間を確保すること自体が難しくなっているのかもしれません。
こうした変化は、子どもの成長を実感する一方で、親にとっては少し寂しさを感じる瞬間でもあります。日々の忙しさに追われているうちに、かつて「ママ、パパ」と甘えていた小さな手も、いつの間にか自分からは差し出さなくなる。この調査結果は、単なるデータではなく、多くの家庭が共感できる現実を映し出しているのではないでしょうか。
親子のつながりが変わる瞬間

子どもが成長するにつれて、親との関係も少しずつ変わっていきます。幼い頃は、毎日の登園で当たり前のように手をつないでいたのに、小学校へ上がると「もう大丈夫」「一人で行けるよ」と言われるようになり、ふとした瞬間にその変化を実感することがあります。
実際に、ある調査では小学校に入学すると約6割の親が「子どもと手をつなぐ回数が減った」と感じていることがわかりました。また、「二人きりで過ごす時間が減った」と感じる親も半数以上にのぼるそうです。共働き世帯が多い現代では、親子で一緒に過ごせる時間自体が限られていることも影響しているのかもしれません。
この変化は、子どもの自立の証でもあり、親としては喜ばしいことです。しかし、一方で「もう少し一緒にいたい」「もう少し手をつないでいたかった」と、少し寂しさを感じることもあるでしょう。親にとっては一瞬に感じられるこの変化も、子どもにとっては成長の大切なステップの一つ。そんな親子の気持ちに寄り添うような調査結果が、今回のアンケートから見えてきました。
約6割の親が「手をつなぐ回数が減った」と実感
Q.保育園、幼稚園の時と比べて子どもと 手をつなぐ回数は減りましたか?

子どもが小学校に入ると、登下校を一人で行うことが増え、自然と手をつなぐ機会が減っていきます。進研ゼミが行った調査では、約6割(60.6%)の親が「子どもと手をつなぐ回数が減った」と感じていることがわかりました。成長に伴う変化とはいえ、「手をつなぐ」という親子の触れ合いが減ることに、少し寂しさを感じる親も多いかもしれません。
日々の忙しさに追われているうちに、子どもはあっという間に成長していきます。気がつけば、かつて「ママ、パパ」と甘えていた小さな手も、いつの間にか自分からは差し出さなくなる。そんな変化に気づいたとき、親は成長を喜びつつも、どこか寂しさを感じることもあるのではないでしょうか。
Q.保育園、幼稚園の時と比べて子どもと 2人きりになる時間は減りましたか?

また、**「二人きりで過ごす時間が減った」と回答した親も55.3%**にのぼります。小学校に入ると、子どもは友達との時間が増え、習い事や学校の宿題などで忙しくなり、親と過ごす時間が少なくなりがちです。
この調査は、小学校1年生の子どもを持つ共働き世帯の親を対象に実施されたもので、対象者の半数以上が30代、もう半数が40代と、まさに仕事と子育てを両立している世代でした。共働き家庭が増えている現代では、子どもと向き合う時間を確保すること自体が難しくなっているのかもしれません。
この調査結果は、単なるデータではなく、多くの家庭が共感できる現実を映し出しているのではないでしょうか。
<調査概要>
●期間:2025 年 2 月 21〜24 日
●回答数:208名(男女比:男性 50%、女性 50% 年代比:30代 53.3%、40代 46.7%)
●属性:①2025年2月現在、小学校1年生の子ども(第一子)がいる、②共働き世帯(両方ともフルタイム)
●調査方法:インターネット調査(調査会社:マクロミルが実施)
●データの数値はすべて%
親子の成長を振り返るムービー「つないだ手を離す時」

子どもの成長は、日々の何気ない瞬間の積み重ねの中で少しずつ進んでいきます。進研ゼミ小学講座「チャレンジ1ねんせい」が制作したムービー「つないだ手を離す時」は、卒園式の日に父親が子どもを見送る場面から始まり、手をつないで登園した朝、寝かしつけに苦戦した夜、初めて「ぱぱ」と書いてくれた瞬間など、親子のかけがえのない日常を振り返る内容になっています。ラストでは、成長した子どもが親の手を離れ、自分の足で歩き出す姿が描かれ、親にとっても感慨深いものとなっています。
この動画の魅力は、特別なイベントではなく、親子の何気ない日常に焦点を当てていることです。卒園ソング『たいせつなともだち 〜しんゆうver.〜』が優しく流れる中、親にとっては「わが子の成長」、子どもにとっては「新しい環境への一歩」を後押しする演出になっています。今つないでいる手も、やがて必要とされなくなる日が来る——そんな大切な時間を振り返るきっかけを与えてくれる作品です。
子どもの成長をどう受け止める?親としてできること
子どもが成長し、親の手を離れていくのは自然なことですが、その変化に少し寂しさを感じる親も多いのではないでしょうか。手をつなぐ機会が減ったとしても、親子のつながりが薄れるわけではありません。むしろ、成長とともに新しい形のコミュニケーションを築いていくことが大切です。
例えば、一緒に本を読んだり、食事の準備を手伝ってもらったり、寝る前にその日の出来事を話し合う時間を作るだけでも、親子の絆は深まります。また、子どもが新しいことに挑戦する時、そっと寄り添いながら応援することも、親としてできる大切な役割の一つです。
進研ゼミの「チャレンジ1ねんせい」は、小学校入学を迎える子どもたちが安心して学び始められるようにサポートしています。初めての勉強に不安を感じる子どもも、楽しく取り組める工夫が施されており、親子で一緒に学ぶ時間を作るきっかけにもなります。手をつなぐ時間は減っても、一緒に過ごす時間の大切さは変わりません。子どもの成長を見守りながら、新しい関わり方を見つけることが、親としてできることなのかもしれません。
進研ゼミ小学講座 <チャレンジ1ねんせい>より
今回実施した調査結果より、「小学校入学後、約6割が手をつなぐ回数が減った」と回答していることから、<チャレンジ1ねんせい>では、入学までの親子の時間をより大切にしてほしいという想いと、これから1年生になって自立していくお子さまの、「初めての勉強」を応援したい気持ちから、本ムービーを制作しました。この春1年生になるお子さまの、一生に一度しかない「卒園」が、親子ともに思い出に残る素敵な瞬間になれば幸いです。
<チャレンジ1ねんせい>は、たくさんの「初めて」と出合う1年生が、毎日楽しく過ごせるように、4月号から生活・学習の両方をサポートしていきます。これからも、長期にわたりたくさんのお子さまと向き合って作り上げたこだわりの教材と、ほめて伸ばす学習法で、全国の小学1年生を応援します。