見た目はフライドポテト。しかし、使われているのは魚肉ソーセージ。そんな意外性のある新感覚フィッシュスナック「GYONIPO(ギョニポ)」が、東京・原宿に登場した。株式会社ニッスイは11月5日(木)から8日(日)までの4日間、東急プラザ原宿「ハラカド」の6・7階屋上テラスで期間限定イベントを開催し、「GYONIPO」を数量限定で無料提供している。
今回のイベントは、水産庁が定める「いいさかなの日」(11月3~7日)に合わせた取り組みで、若い世代にも魚をもっと気軽に楽しんでもらいたいという思いから企画された。初日の11月5日には、一般公開に先駆けてメディア向けの試食会が行われ、ニッスイの担当者がイベントの背景や「GYONIPO」の誕生秘話について説明した。
魚の消費量はピーク時の約半分に! 若者の魚離れにニッスイが着目
今回のイベントの背景にあるのが、日本人の魚離れだ。国内の1人当たりの年間食用魚介類消費量は、ピークだった2001年度の40.2kgから2024年度には21.3kgとなり、約20年でほぼ半分にまで減少している。魚を食べる機会が少なくなることは、日々の食生活だけでなく、日本に根付いてきた魚食文化の継承にも関わる課題といえる。

株式会社ニッスイ 執行役員 コーポレートコミュニケーション部長の吉田桂子氏は、「魚は私たちの健康を支える大切な食材であるとともに、日本の豊かな食文化を形づくってきた存在でもあります。魚を食べる機会が減っていることは、食生活だけでなく、受け継がれてきた魚食文化の継承にも関わる大きな課題だと考えています」と話す。
ニッスイが2026年10月に実施した「魚の食べ方に関する意識・実態調査2026」でも、若い世代と魚との距離が浮き彫りになっている。18~29歳の若年層では、魚を「まったく購入しない」と回答した人が42.0%、「まったく調理しない」と回答した人が46.0%に上った。
一方、魚を食べる頻度が週1回未満の若年層のうち68.0%は、現在よりも高い頻度で魚を食べることを理想としており、若年層全体の45.3%が、食べてみたい魚を使った食品として「片手で手軽に食べられるもの」を選んでいる。
こうした結果について吉田氏は、「魚を食べる機会が少ないことが、必ずしも魚を食べたくないということではありません」と指摘。従来の魚料理にとらわれず、若い世代のライフスタイルに合った食べ方を提案することが重要だと説明した。
こうした若年層のニーズを踏まえ、ニッスイが提案したのが、魚をスナック感覚で楽しめる「GYONIPO」だ。
昨年の来場者の声から誕生! 「GYONIPO」開発の裏側
実は「GYONIPO」の誕生には、昨年のイベントに参加した来場者の声が大きく関わっている。ニッスイは2025年にも魚の新しい楽しみ方を提案するイベント「ひみつのチュロス『フィッチュロス』」を開催し、フィッシュソーセージやちくわを使ったカリもち食感の新感覚スイーツを提供した。その際、来場者から魚の新しい食べ方のアイデアを募集したところ、「魚のポテトフライ」「おさかなフライドポテト」「フィッシュソーセージをうす~く切ってポテトチップス風!」といった提案が寄せられたという。

今回のメニューについて説明した株式会社ニッスイ コーポレートコミュニケーション部 コーポレートコミュニケーション課の庄島陽子氏は、「今回のメニューを検討するにあたり、最も重視したのが、ご家庭でも簡単に作れるという点です。イベントだけではなく、日常でも魚を身近に感じ、新しい食べ方を楽しんでいただきたいと考えました」と開発の狙いを語った。
そこで素材に選ばれたのが、スーパーなどで手軽に購入できる「おさかなのソーセージ」だ。魚と植物性素材を主原料とし、1本でタンパク質6.3gとカルシウム350mgを摂取できる特定保健用食品(カルシウム)でもある。常温保存が可能で、そのままでも食べられる身近な商品だからこそ、家庭でも気軽にアレンジを楽しめるというわけだ。
「GYONIPO」は、「おさかなのソーセージ」約1本分を細長くカットし、薄く衣をつけて油で揚げたフィッシュスナック。外側はカリッと、内側はサクッとした「カリサク食感」が特徴で、噛むほどに魚肉ソーセージならではの旨味とほどよい塩気が広がる。フライドポテトのように片手でつまんで食べられるため、魚料理というよりもスナック感覚で楽しめるメニューとなっている。

実際に試食してみると、揚げ物とは思えないほど油っぽさがなく、軽い食べ心地が印象的だった。また、「おさかなのソーセージ」に小麦粉をつけて揚げただけで、塩や胡椒などの味付けを一切していないというのも驚きだった。

庄島氏は、その魅力について「見た目はフライドポテトでも、食べるとフライドポテトとは少し違う。そんな意外な食感と味、それから『まさかお魚』という驚きを、ぜひ楽しんでいただきたいと思います」と紹介した。
昨年のイベントでは約6,000食を提供し、会場アンケートでは満足度が9割を超えたほか、ニッスイが新しい食づくりに取り組んでいると感じた人も96%を超えたという。今回も4日間を通じて、一人でも多くの人に魚を食べる楽しさや手軽さを感じてもらいたいとしている。
11月8日まで無料で楽しめる! 原宿「ハラカド」で4日間限定開催
イベントの開催時間は12時から18時までで、初日の11月5日(木)のみ14時から18時となる。「GYONIPO」は各日数量限定で無料提供され、用意された分がなくなり次第終了。現時点で商品として販売する予定はないため、今回のイベントは実際に味わえる貴重な機会となっている。

会場には、思わず写真を撮りたくなる遊び心のあるフォトスポットも設けられているほか、昨年に続いて、来場者が魚の新しい食べ方を提案できる参加型企画「OSAKANA WALL(おさかなウォール)」も用意されている。

アイデアを投稿した人には「おさかなのソーセージ」がプレゼントされ、ニッスイ公式Instagramをフォローした人には「GYONIPO」オリジナル巾着も用意されている。

吉田氏は今回の取り組みについて、「魚を食べることをもっと身近に、そして自由に、もっと楽しいものにしていきたい」と語っていた。昨年の来場者のアイデアから今年の「GYONIPO」が生まれたように、今回寄せられる声が次の新しい魚の楽しみ方につながるかもしれない。
11月8日(日)までの4日間限定で無料提供される「GYONIPO」。原宿を訪れる際には、魚肉ソーセージの意外な美味しさを体験してみてはいかがだろうか。

<イベント概要>
イベント名:GYONIPO(ギョニポ)
開催期間:2026年11月5日(木)~11月8日(日)
開催時間:12:00~18:00(11月5日のみ14:00~18:00)
会場:東急プラザ原宿「ハラカド」6・7階 屋上テラス
住所:東京都渋谷区神宮前6-31-21
参加費:無料
提供内容:新感覚フィッシュスナック「GYONIPO」(数量限定・なくなり次第終了)
※会場の混雑状況によっては入場制限を行う場合があります。
イベント特設サイト:https://www.nissui.co.jp/goodfoods_foryou/gyonipo/index.html
