「美と健康をたのしもう」をコンセプトに、上質な食とライフスタイルを提案する株式会社味とサイエンスは、日本国内でスリランカ最古級の紅茶ブランド「ジョージスチュアートティー」を展開。
その中でも、特にギフト用商品の需要が拡大し、2025年度の売上が前年比で250%と大きく伸長しています。
ジョージスチュアートティーの魅力や、同社が国内で展開する体験価値を重視したギフト商品の特徴・開発秘話などについて、株式会社味とサイエンス George Steuart Tea 企画・販促ディレクターの小野谷拓真さんにお話を伺いました。
スリランカ最古級の紅茶「ジョージスチュアートティー」とは
ジョージスチュアートティー(George Steuart Tea)は、1835年に誕生したスリランカ最古級の紅茶ブランド。

1835年に、イギリス人兄弟のジェームズ&ジョージ・スチュアートが創業した「George Steuart & Company」を母体に誕生したジョージスチュアートティーは、茶園の国有化施策が始まる1975年までスリランカ国内最大級の茶園を管理していた歴史を持っており、セイロンティーのルーツの一つとも言える存在。
2010年にはイギリス王室に献上され、故エリザベス王から感謝状を授与されたほか、現在もANA国際線ファーストクラスなどで採用されています。
日本国内では味とサイエンスが商品展開を行っており、主に自社ECとポップアップなどで商品を展開。
近年はこの本格的な味わいを土台に「贈る」「選ぶ」「楽しむ」といった“体験価値”を重視した、日本市場向けの商品開発に力を入れています。
体験型紅茶ギフト商品が人気となった理由
味とサイエンスで展開する商品には、日替わりで紅茶を楽しめるアドベントカレンダー商品「紅茶のホリデーカレンダー」や、封筒型となっており贈り物として人気の「紅茶封筒」シリーズの最新商品で、封筒型パッケージに直接メッセージを書き込むことができる「ローズピンクの紅茶封筒」など、ユニークな商品が揃っています。


これらの商品開発に携わっているという小野谷さんは、
「定番の自宅用商品より、贈ること・開けることまで含めて設計した商品のほうが、お客様の反応を見ても明確に支持されている実感があります。」
と語り、体験価値が付加されたギフト商品の需要が高まっていると説明。
2025年度のホリデーカレンダーは、反響を見越して前年の約2.5倍ほどの生産数を用意していたそうですが、販売開始から短期間で完売するなど、非常に大きな反響があったと語りました。
「理由は大きく2つあると考えています。1つは“毎日違うフレーバーに出会える”という体験そのものが、種類の豊富な紅茶という商材と非常に相性が良かったこと。2つ目は、自分用にも“お配りギフト”にも使える価格・サイズ感に設計したことです。」
と、小野谷さんは人気となった理由を推察。
開発時に、“紅茶をただ24日間分詰めたアドベントカレンダー商品”ではなく、毎日の『次は何だろう』というワクワクが続くようフレーバーの並びを検討。

パッケージも白・猫・通常など複数の世界観を用意し、贈る相手・好みなどで選べるよう工夫したと教えてくれました。
一方、紅茶封筒はBtoBノベルティとして展開したところ、好評だったことから商品化した経緯があり、初期頃より展開する味とサイエンスの定番商品の1つ。
「ローズピンクの紅茶封筒からは、封筒の中にフレーバーを詰め合わせ、裏面や中面にメッセージを書き込めるようにしています。書いても書かなくてもデザインとして成立する設計にし、フタにはゴールドの箔押しロゴを入れました。コンパクトで軽いので郵送にも向いていて、遠方のご家族や知人にも送りやすい商品です。」

と特徴を説明しました。
春には1注文あたり平均6.45個というまとめ買いの傾向があり、購入者の8割超が女性だったのだそう。
渋みが軽く、香り豊かな「ピーチ」「ライチ」「オレンジブロッサム」「パイナップル」といったフルーツ系と、故エリザベス女王へ献上した「クイーンズチョイス」という5フレーバーを厳選。
「既製品の封筒に、マジックでメッセージを書いているお客様がいらっしゃったので、今回の商品では直接メッセージを書き込めるようにチャレンジしました。ポップアップなどでもお客様からご好評いただいており、一度に複数個購入してくださる方もいらっしゃいました。」
と、今回直接メッセージを書き込めるようにしたことで、より贈り物として選ばれるようになったと語りました。
「他者と共有する体験型ギフト商品への変化」と今後の展望
小野谷さんは紅茶ギフト商品の伸長について、
「大きな背景として、コロナ禍を経た“リアルなコミュニケーションへの回帰”です。直接会って、ちょっとした気持ちを手渡す機会が戻ってきたことで、“気持ちを添えて渡せるもの”としての紅茶のニーズが高まりました。同時に、いわゆるヌン活(アフタヌーンティー)の広がりや、苦味の少ない飲み物を好む若い世代がコーヒーから紅茶へ移っている流れもあり、紅茶が『ひとりで静かに味わうもの』から『誰かと共有する・贈り合う体験価値を付与するもの』へと位置づけが広がってきたと捉えています。」
と、若年層の紅茶に対する認識が変化してきているとし、紅茶の楽しみ方が変化しつつあると語りました。

今後味とサイエンスは、新ブランドラインナップの開発や、商品ラインナップの刷新、オフライン施策の3本柱で進めていくそうで、
「既存のお客様の満足度を高めながら、紅茶にこれから親しむ新規層を取り込むことを目指します。最終的には、ただ自社が伸びるだけでなく『紅茶をお花のように当たり前に、日常で贈りあえるもの』というポジションを確立したいと考えています。母の日のように、花とあわせて気持ちを贈るシーンなど、生活の節目に自然に選ばれるブランドを目指します。」
と説明。
特に「リアル店舗」の展開もしていきたいと語った小野谷さんは、
「歴史あるブランドの紅茶を、贈り物や日常のひとときとして、肩肘張らずに味わっていただけます。これから紅茶に触れる方には、封筒やカレンダーのような“開ける楽しさ・贈る楽しさ”から入っていただけたら嬉しいです。一杯の紅茶が、誰かとの時間や気持ちのやりとりのきっかけになる、そんな日常を少し豊かにするブランドであり続けたいと思っています。」
とアピールしました。
ただ紅茶を贈るだけではなく、受け取ったあとも楽しめる体験価値が付加されたギフト商品などを展開する味とサイエンス。
興味がある方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
ジョージスチュアートティー:https://gs-tea.shop/
