サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「アンジェス」の運営や、訪問介護・看護サービスを展開する株式会社T.S.Iは、この度東京ビッグサイトで2026年2月25日~27日の期間開催の「東京ケアウィーク’26」内のCareTEX東京’26に、同社が開発したケア現場管理システム「ケアマスター(CareMaster)」を出展。
今回、本システムについて同社代表取締役の北山忠雄さんに伺いました。
T.S.Iの介護業務システム「ケアマスター」介護業界で日本最大級の展示会へ出展
T.S.Iは今年で16周年を迎える介護事業者で、サービス付き高齢者向け住宅「アンジェス」や、訪問介護事業「あんじぇす」、居宅介護支援事業「えんじゅ」などを展開。
また、自社で開発したケア現場管理システム「ケアマスター」の運用を昨年より本格的に始動しています。
今回、このケアマスターをCareTEX東京’26に出展し、本格的に同業他社の介護事業者に向け、展開を開始しました。

北山代表は本システムについて、
「介護事業所には、サービス担当責任者(サ責)という役職があるんです。スタッフを束ねて、仕事を割り振って、指示を出すという管理職なんですけれども、部下が大体20人を超えるぐらいになってくると、本当に(サ責の仕事が)大変なんですよ。いつも残業が多くなってしまい『どうにか(サ責を)楽にしてあげられないか?』という発想から本システムの開発が始まったんです。」
とケアマスターが誕生したきっかけを教えてくれました。

※左から、北山忠雄代表、平田富貴課長
ケアマスターの差別化ポイントとして「1つのシステムで全てに対応している」ことだと語る北山代表。
「やはり現場を知り、その声から生まれたシステムというところが大きいですね。“介護施設向けに外部で作られたシステム”ではなく、“介護施設(運営企業)が作ったシステム”というところが一番のウリかなと思います。」
と、介護施設が作るシステムだからこそ、1つのシステムに欲しい機能が全て入っているのだと説明しました。
株式会社T.S.I 訪問介護部の平田富貴課長は、
「一通りの流れが一つのツールでできるシステムというものが私自身も欲しかったんで。自分がやっていた(業務の)流れを思い返しながら、こういうふうにしたら楽なんじゃないかとか、現場のサ責がすごく楽になるんじゃないか、と提案しています。実際に私も現場で使用していますが、(ケアマスターがあると)めちゃめちゃ楽だなって思いますね。」
と、実際に使用して本当に利便性が高いものであることを、経験者として明かしました。
特にサ責の業務の中で、紙媒体に手書きで行っていた書類業務がパソコン1台で対応でき、面倒な修正なども効率良く対応することが可能となったことで、業務によっては半分〜3分の1もの時間短縮につながったのだと説明しています。
必要だろうと複数のシステムを導入したものの、実際にはあまり使用されない、という悩みを抱える介護事業者意外と多いのだそう。
ケアマスターは、
もちろんサ責の業務が楽になるだけでなく、従業員の作業進捗の把握やシフト管理、前回のケアの際に起きたことや注意点といった業務の引き継ぎなど、本当に多様なことが1つのシステムで実現するのだそうです。
シフト作成から業務・スタッフ管理までリアルタイムで可能なケアマスター
実際にケアマスターの使い方を、業務管理部DX課の岡愛慧さんに見せていただきました。

サ責はパソコンの管理画面上で、簡単にシフトや業務手順書などを、感覚的に作成することが可能。


これらで作成した内容は、スタッフのアカウント(スマートフォン・タブレットなど)にもすぐに反映される仕様となっています。


スタッフが割り当てられた業務に入る際は、ケアマスター上で諸注意を確認してチェックインを行います。


この注意事項はサ責の画面で自由に修正・追記が可能となっているため、ケア後に行われた報告内容を即時に反映させることも可能となっているのだそうです。

また、報告内容に修正が必要な場合でも、管理画面上から修正内容を該当者のアカウントに通知し、修正を促して対応してもらうことが可能となっています。

さらに、チャット機能やAIによる質疑応答機能も搭載されているなど、本当に利便性が高いシステムとなっていました。
効率の良いシステムは他にもある中で、ケアマスターはケアを必要とされている方はもちろん、サ責やスタッフも大切にしたいというT.S.Iの想いが込められています。
ケアマスターは、北山代表の「介護業界全体をより良くしていきたい」という願いが形になったもの。きっとこれからの介護業界をより良いものにしていってくれるのではないでしょうか。
