街の喧騒を抜けた先に、ふと漂うジャスミンの香り。見慣れた東京・日本橋の一角に、台湾の空気がふわりと流れ込む——。
10月18日と19日の2日間、COREDO室町テラスで開催される「ビビビビ!台湾 –最愛台湾紀行–」は、そんな五感で楽しむ台湾体験イベントである。主催は台湾観光庁。会場には台湾茶の試飲や台湾グルメをモチーフにしたキーホルダー作り、夜市の屋台ゲーム、そして台湾式占い体験まで、多彩なプログラムが並ぶ。訪れた人が台湾を“味わい、触れ、語りたくなる”構成が特徴で、試飲やワークショップの一部は公式SNSフォローなどで参加可能。台湾の魅力を体感しながら、来場者自身がその魅力を発信する設計となっている。
秋の東京に吹く少し異国の風。旅の予感を胸に、日本橋で過ごす2日間は、次の台湾旅行への小さなきっかけとなりそうだ。
台湾観光の魅力を日本へ “電波”のように広がる新プロモーション

「ビビビビ!台湾」は、台湾観光庁が展開する情報発信キャンペーンであり、“台湾観光の魅力を電波のように広く発信する”という象徴的なシンボルとして表現されたものである。この活動の一環として、2年連続で妻夫木聡さんをアンバサダーに起用し、「最愛台湾紀行」をテーマに、新TVCMを撮影した、台湾の多彩な魅力を発信する内容になるとみられる。
今回のイベント「ビビビビ!台湾 –最愛台湾紀行–」は、そのプロモーション展開と連動する形で企画されたものであり、CMで伝えられる世界観を日本でリアルに体感できる場となっている。会場は東京・日本橋のCOREDO室町テラス。伝統と新しさが交差する街に、台湾のエッセンスが息づく2日間となる。
まるで旅のワンシーン 日本橋で味わう台湾カルチャー

会場では、台湾の“偏愛ポイント”を凝縮した多彩な体験コンテンツが用意されている。五感で台湾を感じながら、現地の空気をそのまま味わえるラインナップだ。

偏愛・台湾茶芸館
台湾産の茶葉を使用した鉄観音や紅茶を試飲できるコーナーである。さらに、国民的スイーツとして親しまれる「豆花(トウファ)」や、屋台グルメの定番「葱油餅(ツォンヨゥピン)」の試食も楽しめる。
台湾の豊かな食文化を一口ずつ体感できる、まさに“味覚の旅”といえる。

偏愛・台湾ワークショップ
台湾グルメをモチーフにした食品サンプル作り体験。パイナップルケーキや小籠包をかたどったサンプルを制作し、本物そっくりの仕上がりを楽しめる。完成した作品はお土産として持ち帰ることもでき、旅気分をそのまま自宅に持ち帰るような体験が味わえる。
偏愛・台湾写真館
台湾旅行気分でポスター風の記念撮影ができるフォトブース。台湾らしいデザインの背景で写真を撮影し、プリントした写真をそのまま持ち帰ることができる。まるで旅行ポスターの主人公になったような一枚が撮影できる人気コーナーである。
偏愛・台湾夜市文化 ―台湾式占い体験―
街角や寺院などで親しまれている台湾占いを体験できる。「手相」や「四柱推命」などを通して、自分の運勢を気軽に占うことができるプログラムである。台湾の人々が日常的に親しむ“信じる楽しさ”に触れられる貴重な機会だ。

偏愛・湾夜市文化
巨大なお箸で小籠包クッションをつかむゲームや、夜市で定番のピンボールを再現したアトラクションなど、遊び心あふれる体験が並ぶ。参加者にはオリジナルグッズがプレゼントされる特典もあり、子どもから大人まで楽しめる内容となっている。台湾夜市の熱気と賑わいを、そのまま日本橋で感じることができるだろう。
フォロー&投稿で特典ゲット 楽しみながら台湾を発信
「ビビビビ!台湾」のもう一つの魅力は、リアル体験とSNS発信を組み合わせた参加型設計にある。
会場では、台湾観光庁の公式Instagramをフォローするだけで、台湾茶芸館で使える〈試食引換券〉がもらえるキャンペーンを実施。さらに、「#最愛台湾紀行」「#台湾観光庁」「#ビビビビ!台湾」などのハッシュタグを付けて投稿すると、オリジナルノベルティがプレゼントされる。
両方を達成した参加者には、台湾式占いまたはワークショップの体験引換券も進呈されるなど、シェアすればするほど楽しみが広がる仕組みだ。
自分の感じた“台湾のときめき”をSNSを通じて発信することで、イベントそのものが次の旅へのインスピレーションになる。オンラインとオフラインをつなぐこの発想が、現代的な台湾プロモーションの新しさといえる。
台湾観光庁公式Instagram:https://www.instagram.com/taiwan_mikke/
入場無料&先着特典も! “ふらりと寄れる台湾イベント”
会場となる「COREDO室町テラス 大屋根広場」は、日本橋エリアの中心に位置し、東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前駅」、JR「新日本橋駅」から直結。JR「東京駅」や「神田駅」からも徒歩圏内で、アクセスは抜群である。
開催日は2025年10月18日(土)・19日(日)の2日間。正午から午後8時までの開催で、昼間はカフェのような穏やかさ、夜は夜市のような活気を楽しめる時間帯設定となっている。入場は無料。各プログラムや試食・ワークショップは先着順で数量限定のため、早めの来場がおすすめである。
【イベント概要】
名称:ビビビビ!台湾 –最愛台湾紀行‐
日程:2025年10月18日(土)・19日(日)12:00~20:00
料金:入場無料
会場:COREDO室町テラス大屋根広場(東京都中央区日本橋室町3丁目2-1)
主催:台湾観光庁
公式ホームページ:https://bibibibitw.jp/
日本橋で出会う“もう一つの台湾”
「ビビビビ!台湾 ‐最愛台湾紀行‐」は、台湾観光庁が仕掛ける観光再始動の象徴ともいえる。単なる旅行PRイベントではなく、台湾文化を通じて人と人をつなぐ“共感の場”として設計されている点が特徴だ。
香り、味、音、そして空気感——台湾を象徴する感覚的な要素を、日本橋という街で再現する。そこには、「遠くに行かなくても、旅の心はここにある」というメッセージが込められているように思える。
台湾に行ったことのある人には懐かしさを、まだ訪れたことのない人には憧れを。誰にとっても“心がビビビビッと動く瞬間”を感じられるイベントである。秋の日本橋に吹く南国の風が、きっと次の旅へのきっかけとなるだろう。