女優・タレントとして活躍する志田音々が、自身のサード写真集を異例の2冊同時に刊行した。長崎と台湾、それぞれ異なる地で撮影された本作には、彼女の新たな表情や挑戦がつまっている。作品に込めた想いや制作秘話、グラビアデビューから5年間で感じた成長や目標について聞いた。
ーー2月に自身3冊目となる写真集が発売されましたが、2冊同時の発売という異の展開についてはいかがでしたか。
ありきたりな表現になってしまいますが、本当に嬉しく思っています。発売を迎えられたことも幸せですし、2冊同時に発売するよってサプライズ発表されたときから、ずっとドキドキ、ワクワクしていて。今でもちょっと信じられないくらい、嬉しい気持ちでいっぱいです。
ーーお友達やご家族など周囲の方々の反応はいかがでしたか。
家族には企画の段階から話していて、「2冊同時ってどういうこと? 今まででそんなことあったの?」って、驚きと喜びが入り混じったリアクションをしてくれました。実際に完成品が家に届いたときも、どちらの写真集も楽しんでくれて、母親もおばあちゃんもおじいちゃんも、みんな喜んでくれたので、2冊同時発売できて良かったなと改めて思いました。
ーー今回の2冊は、長崎と台湾、それぞれ異なるロケ地・スタッフで制作された前代未聞の試みと言ってもよいかと思いますが、ご自身でこだわった部分や、写真集に込めた想いについて教えてください。
まず、長崎・五島列島編ですが、副タイトルにある「cantabile」は音楽記号で「優しく」という意味があって、そのイメージを撮影時から意識していました。島の柔らかいロケーションの中で、自然なメイクや衣装で、島に溶け込みながら、新たに大人な志田音々を出そうと挑戦しました。
一方、台湾の「vivace」編は「活気よく」という意味で、グラビアでは初めての海外ロケだったこともあり、心がウキウキして元気いっぱい撮影に挑みました。台湾の街並みの明るさを活かしつつ、室内では大人っぽい表情も狙いました。どちらのカメラマンさんも、普段グラビアではなくファッション誌やアーティスト撮影をメインにされている方だったので、いつもとはまた違うグラビアの志田音々を見せられたんじゃないかなと思っています。
ーーお気に入りカットについても教えてください。
台湾の方は、お団子ヘアをしてピンクの衣装を着ていて、遊び心があるカットがお気に入りです。台湾らしさが出ていて個人的に好きですね。
長崎の方は、お風呂場で撮ったカットです。島のロケとはまた違う背景ですが、カメラマンの曽根さんが引き出してくれた質感や艶っぽさが新鮮で、自分でも新鮮だったので選びました。
ーー初めて訪れた長崎と台湾、それぞれの思い出のエピソードはありますか。
台湾では、赤ちょうちんが街にたくさんあって、オフショットもいっぱい撮りました。撮影中も台湾料理を毎日たくさん食べました。撮影前は体型維持のために食事制限していたんですが、撮影が始まったら観光気分でたくさん食べました(笑)。
長崎は、癒しの旅のようなものでした。普段はみあれない緑や海がいっぱいの景色、昔ながらの古民家に癒されながら撮影できました。あと、ご飯の話になっちゃいますが、「鬼鯖鮨」がめちゃくちゃ美味しかったです!
ーー初グラビアから5年になります。デビュー当時と比べて成長を感じる場面や、気持ちの変化はありますか。
気づけば5年も経っていて、ここまで続けさせてもらえるありがたい環境だなと思っています。自分ではあまり成長を実感していないんですけれど、写真を見ると、年々顔つきが大人っぽくなっていたり、表情のバリエーションが増えていたりするなと、客観的に感じています。
気持ちの面では、意外となくて、初期から「ありのままの自分で撮影に挑む」というスタンスは変わっていなくて、今でも「楽しい」「ロケ地が素敵」「ご飯が美味しい」という五感はそのまま残っています。
ーーグラビア以外にも、キャスター、女優、タレント、そして最近はアーティストデビューもされました。今後チャレンジしたいことは。
いろいなジャンルのお仕事に挑戦させていただいていることに感謝しています。これからもグラビアをはじめ、いろんな活動を続けたいですし、特にお芝居はずっと挑戦していきたい気持ちを持ち続けています。あとは、まだあまり出演できていないバラエティ番組にも、今後はもっと出られたらいいなと思っています!