広島県が主催する「広島に食べに来んさい!『おいしいおせっかい』PRイベント」が10月14日、東京・銀座のひろしまブランドショップTAUで行われた。本イベントは、広島県内で今夏実施された「おいしいおせっかい投稿キャンペーン」に寄せられた、広島県人の地元グルメへの熱い思いを首都圏に発信することを目的としたもの。会場には、この日限定で「おせっ貝ズ」に改名したお笑いコンビ・アンガールズが、広島を代表する“あの貝”をモチーフにした被り物姿で登場し、お国言葉を交えた地元愛あふれるトークでイベントを盛り上げた。
広島県の「おいしいおせっかい」を東京で発信
首都圏を中心に全国へ広島の食の魅力を伝えるプロジェクト「OK‼︎広島(おいしいけぇ、ひろしま)」を展開している広島県。その一環として、同県内で7月下旬から3週間にわたって実施された「おいしいおせっかい投稿キャンペーン」には、広島県人ならではの食のこだわりや、広島グルメのおいしい食べ方に関する1000件以上の投稿が寄せられた。

今年3月までRCC中国放送でアナウンサーを務めたフリーアナウンサーの中根夕希が司会を担当したこの日のイベントでは、始めに広島県の横田美香知事から寄せられたビデオメッセージを放映。「他県から来る人には、つい広島のおいしいものや食べ方を紹介してしまう」と話した横田知事は、「私は、お好み焼きにはうどんを入れることをおすすめしています」と自身のこだわりを語り、県知事自ら“おせっかい”ぶりを披露して、イベントの開催に花を添えた。
アンガールズが「おせっ貝ズ」に改名!?
広島県内のおいしいお店を紹介する「おいしいおせっかいパスポート」にも登場している「おせっ貝ズ」ことアンガールズの二人は、広島名物の牡蠣をモチーフにした被り物姿で登壇。大きなマスクによって巨人感がさらに増した田中は、その造りの精巧さを称賛しつつ、「このツヤに合うように昨日パックしてきたんですけど、朝起きたらもうくすんでました。だから、ここ(顔)から急にトーンが焼き牡蠣みたいになっていると思います」と、冒頭から自虐ネタで笑いを誘う。さらに「だいたいこの辺がチェ・ホンマンと同じくらい…」と話し始めると、かつての格闘技ブームを知らない中根アナとの間にジェネレーションギャップが発生。「例え損です」と嘆くなど、もともと仲の良い三者による絶妙な掛け合いに、再び会場は爆笑に包まれた。

次に、本イベントの伝道師を務めるにあたり、田中は「広島の食って、有名なものがたくさんあるけど、それぞれにこうやって食べた方がいいっていうのは結構あるんですよ」とコメント。それに同調した山根も「一泊二日とかで食べきれん量のご飯を紹介するから、みんな困るらしいですね」と、広島県人ならではの“あるある”を披露した。
続いて、二人は「おいしいおせっかい投稿キャンペーン」で集まった数々の“おせっかい”を集めたボードから、気になるネタをピックアップ。まず「せんじがら」に関する投稿に飛び付いた田中が、「旅行で来ても、せんじがら食べて帰る人は、あまりおらんかもしれんね」と納得の表情を見せる。ちなみに、せんじがらというのは、豚のホルモンを揚げて干した珍味。広島県民にはごく一般的な郷土食なのだが、とてもワイルドなビジュアルとおいしさのギャップから、田中はその魅力を「見た目0点、味100点」と表現する。

一方、山根は、ご当地で「コウネ」と呼ばれる牛の肩バラ肉に関する投稿に注目し、「炙ってレモンをかけて食べると最高ですよね」と語る。広島県の焼肉店では、牛タンのように最初に注文されるメニューとのことで、田中も「パッと見、脂が重そうなんだけど、意外とさらっとしていて、食欲にターボをかけてくれるんだよね」と、その特長をアピールした。
田中と山根の「おいしいおせっかい」は?
この日は、おせっ貝ズも「おいしいおせっかい」を発表。まずは山根から「小イワシの事を忘れとったらいけんよ! 初夏には刺身で食べるのがぶち美味いけん。秋は天ぷらで食べても最高じゃけぇね!」というおすすめが紹介された。
小イワシというのは広島県内で6月に漁期を迎えるカタクチイワシのことで、刺身にするのが夏の風物詩的な食べ方。しかし、小さな身を包丁でさばくのは至難の業で、家庭では包丁の代わりに荷造り用のテープが使われるのだという。その方法を二人で熱弁した後、「シーズンが過ぎたら、冷凍しておいたものを天ぷらにして食べても最高」としみじみ語る山根。

一方、田中は「お好み焼きは、そのままでも美味しいけど、イカ天やら餅やらトッピングするのが楽しいんで~」というおすすめの楽しみ方を紹介し、「トッピングを入れると『宝探し』みたいになる。そこにしかないものもあるので、お店に入ったら、どんなトッピングがあるかじっくり見てほしい」と指南。
その上で山根に同意を求めるも、ここだけはノートッピング派の山根と意見が対立し…。「何でもいいけん入れとるって言ってくれればええのに」と嘆く田中に、「広島県民は意外と入れんのよ」と山根も譲らず、「私は大葉をよく入れます」という中根アナを交えたトッピング論争が勃発。最終的には、田中が「もう山根は、おせっ貝ズを一旦クビにする」と言い出すなど、二人のわちゃわちゃぶりが会場を和ませた。

終盤には、おせっかいなポイントが効いた広島グルメを二人が試食。「うどん入りのお好み焼き」「焼き牡蠣」「がんす」の3品を味わうと、広島県のローカル番組でおいしいものを食べた時に使われる決まり文句「うまいでがんす~」を連発し、そのおいしさを存分に表現した。

地元愛感じる「おいしいおせっかい」なトークは、聞いている側にとって、もはや“飯テロ”。イベントの最後にはもう腹ペコだったが、終了後には参加者にも試食も振る舞われ、二人と同じメニューを堪能することができた。「OK‼︎広島」の公式ウェブサイトでは、さまざまな広島県人の「おいしいおせっかい」が紹介されているので、ぜひチェックしてほしい。さらに本場の広島グルメを味わいたくなったら、今回の会場になったひろしまブランドショップTAUや、実際の広島県に足を運んでみてはいかがだろう。
