英語を使った仕事や勉強をしていたけれど、ライフステージの変化で離れてしまった人も多いのではないでしょうか。
そんな中、TOEIC® Testsを手がけるIIBCは10月19日の「TOEICの日」に向けて特別体験プログラム「RESTART with TOEIC® Tests」を実施。このプログラムに、インテリ芸人として知られる「カミナリ」のおふたりが挑戦しました。
都内の保育園で行われた“英語の先生”体験では、おなじみの茨城弁を封印し、オールイングリッシュで授業に挑みます。
果たして、その実力はいかに――?
子どもたちの英語力にカミナリ先生もタジタジ!?

「RESTART with TOEIC® Tests」は、英語を使った4つのプログラムで構成されています。
今回カミナリが体験したのは「保育園での英語の先生」。その舞台となったのは、モンテッソーリ教育を導入した『Frontierkids Global School』でした。
教室内では子どもたちの流暢な英会話が飛びかい、先生の登場を今か今かと待ちかまえています。

いよいよ、カミナリと一般公募から選出されたふたりの先生が登場。ところが子どもたちからはなぜか拍手が起きません。その理由は――
子どもたちの視線は、先日の番組ロケで負傷し、松葉づえ姿で現れたまなぶ先生に集中。子どもたちから「Are you OK?」と心配の声が上がると、まなぶ先生は子どもたちから自然に飛び出した英語に早くも驚いた様子を見せつつ「I’m not fine… But I’m OK!」と応じ、笑いを誘っていました。
普段は茨城弁のどつき漫才で知られるカミナリですが、まなぶ先生は早稲田大在学経験、たくみ先生は英語の教員免許を持つインテリコンビでもあります。そんなふたりの英語の先生体験、いよいよスタートです。
子どもたち大はしゃぎ!英語ゲームでコミュニケーション

先生と子どもたちは「I Spy」「サイモンセッズ」「カテゴリーゲーム」の3つのゲームに挑戦。これらはモンテッソーリ系の保育園で行われているポピュラーな英語ゲームです。
I Spy
「I Spy with my little eye, something beginning with “○”(“○”で始まるものを見つけてね)」とスパイ(出題者)がヒントを出し、子どもたちは教室内の絵や物から答えを探します。壁のイラストだけでなく、教室の物を指さす子もいて大人たちが驚く場面も。

Simon Says(サイモンセッズ)
出題者が「Simon Says~」と指示した時だけに指令通りに動く、注意力と反射神経を育てるアクションゲーム。“Simon Says”を巧みに操るたくみ先生に翻弄される子どもたち。教室は笑い声が絶えませんでした。
カテゴリーゲーム
動物や食べ物などのカテゴリに沿って、思い思いの単語を挙げていくゲーム。輪になって行われたこのゲームでは、先生と子どもたちの距離も自然に縮まり、抱きつく子もいるほど。まるで本物の先生と過ごしているかのような親密な雰囲気が生まれていました。
先生体験を終えて――

3つのゲームを通じてすっかり子どもたちと打ち解けたカミナリ先生。
子どもたちに向けて「I’m very happy, very excited, thank you!」とあいさつし、教室をあとにしようとすると、子どもたちは「まだ帰らないで―!」と先生のそばから離れようとしません。中には泣き出してしまう子まで。おふたりの子どもたちに対するやさしさと愛情が伝わった瞬間でもありました。

こうして幕を閉じた今回の体験プログラム。カミナリ先生たちはこう振り返りました。
「ちっちゃい子たちの前だし、まなぶもケガしている状態だから、ボクたちの代名詞“どつき漫才”も“茨城訛り”も出せない。なのになぜお声がけがきたのかと……。最初はドッキリ企画だと思っていました(笑)」とたくみ先生。するとまなぶ先生が「英語の教員免許を持つたくみと、偏差値が高い僕だからこそのキャスティングだったのでは(笑)」と絶妙な合いの手を入れます。

そして、子どもたちの英語力の高さについて「発音はもちろん、ボキャブラリーの豊富さがすごかったです」と驚きの声を上げていました。
「ふたたび英語に触れるキッカケに」――はなえ先生・あき先生

一般公募で参加したはなえ先生は、もともと英語を使ったお仕事をしていましたが、結婚・出産を機に少しずつ英語から遠ざかってしまったといいます。
「子育て中ですが、もう一度英語を使いたいと思って。今度は自分が話すためではなく、子どもたちに英語の楽しさを教えたいと思い応募しました。すごく緊張しましたがとても楽しかったです」
プログラム中はとても流暢な英語で子どもたちとコミュニケーションをしていたのが印象的なはなえ先生でした。

一方、ご主人はアメリカ人のあき先生。それなら英語は日常会話なのでは? と思いきや、あき先生はこう語ります。
「主人が日本語の勉強のため、家での会話はすべて日本語。学生時代にTOEICでいいスコアを出したこともあったのですが、どんどん英語ができなくなってしまって(笑)。いま、子どもたちも手を離れて『もう一度TOEIC®に挑戦してみなよ』と後押ししてくれているので、ちゃんと勉強したいと思っています。今日の子どもたちは素直でかわいく、先生のお仕事も楽しいな、と感じました」
おふたりとも、それぞれ英語の楽しさを再発見できたプログラムに大満足の様子でした。
英語への挑戦を夢や目標の新しい一歩に

英語を学ぶきっかけは、どんな形でもいいのかもしれません。今回の先生体験のように、人に教える立場になることで自分の学びを見つめ直すこともあるでしょう。
かつて中学で出会った“最初の外国語”を、もう一度新しい気持ちで学び直してみるのも、素敵な一歩になるのかもしれません。
「RESTART with TOEIC® Tests」とは?
日本で「TOEIC® Program」を実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、毎年10月19日を「TOEICの日」と制定し、英語の楽しさを伝える取り組みを行っています。
2025年は「RESTART with TOEIC® Tests」が9月下旬から10月上旬まで実施され、今回ご紹介した「英語の先生体験」のほか、「寿司職人体験」「ウイッキーさんとの英会話」「Jリーガーのアレクサンダー・ショルツ選手へのインタビュー」が提供されました。
「RESTART with TOEIC® Tests」特設サイト:https://www.iibc-global.org/toeic/20251019/restart.html
<取材・撮影・文/櫻井れき>