夏休みの予定、もう決まりましたか？
家族でどこかに出かけるなら、旅先でちょっと特別な体験ができる場所を選びたいところです。
福島県会津若松市は、白虎隊の武勇で知られる鶴ヶ城や、風情ある武家屋敷など、歴史の面影が色濃く残る町。会津漆器や赤べこなどの伝統工芸も受け継がれ、街歩きを通して文化に触れることができます。
さらに、少し足を伸ばせば、磐梯山の壮大な景色や、透明度の高い猪苗代湖の湖畔風景も楽しめる、自然と人の営みが調和するエリアです。
そんな会津若松にある「大江戸温泉物語 あいづ」と「東山グランドホテル」では、夏休み期間中、赤べこや風鈴の絵付け体験が楽しめるイベントが開催されます。小さな子どもから大人まで気軽に参加できる内容で、観光の合間にも立ち寄りやすいのが魅力です。
夏限定のご当地グルメや、夜の手持ち花火体験なども用意されており、日帰りでも宿泊でも、旅の楽しみがぎゅっと詰まったひとときが過ごせそうです。
会津名物“赤べこ”を自分だけのデザインで楽しもう
福島県会津若松市にある「大江戸温泉物語 あいづ」では、夏休みの期間中、赤べこの絵付け体験を楽しむことができます。
赤べことは、会津地方の郷土玩具として知られる赤い牛の張り子人形。「べこ」は方言で「牛」を意味し、赤色には魔除けや病気除けの意味が込められています。ゆらゆらと首を振る姿が愛らしく、縁起物としても長く親しまれてきました。
体験では、真っ白な赤べこに自分の好きな色を塗って、模様を描くことができます。開催場所はホテルの1階ロビー。期間中は毎日15時から21時まで実施され、予約なしでも気軽に参加できます。
小さなお子さんでも取り組みやすく、夏休みの自由研究や工作にもぴったり。もちろん、大人でもついつい夢中になってしまうような楽しさがあります。旅の思い出づくりとして、手元に残る“自分だけの赤べこ”を作ってみてはいかがでしょうか。
風鈴の音に癒されながら 夏を彩る“手づくり体験”を
会津若松市内にあるもう一つの温泉宿「大江戸温泉物語 東山グランドホテル」でも、赤べこの絵付け体験が実施されます。こちらでは、夏の風物詩・風鈴に絵を描く体験もあわせて楽しめます。
透明な風鈴に自由に模様や絵を描くことで、自分だけのオリジナル風鈴が完成します。風に揺れるたびに響くやさしい音色と、そこに添えられた手描きの絵柄。見た目にも音にも涼しさを感じることができる、夏らしいひとときです。
体験はホテルの1階ロビーで、毎日14時から21時まで開催されています。予約は必要なく、思い立ったときにふらりと立ち寄って参加できる手軽さも魅力のひとつです。
赤べこに風鈴。どちらも手を動かしてじっくり取り組む体験ですが、かたちとして残るのがうれしいポイント。会津の自然と文化に触れながら、静かで豊かな夏の時間が過ごせそうです。
味わいも夏仕様 会津らしさを楽しむ限定メニュー
体験のあとは、旅のもうひとつの楽しみである食事も見逃せません。
「大江戸温泉物語 あいづ」では、7月から8月末までの期間限定で、たこ焼きや串揚げなど夏らしいメニューが並びます。にぎやかなラインナップながらも、会場はこぢんまりとしていて、落ち着いた雰囲気の中でゆっくり食事ができるのが特徴です。
人気のステーキには、にんにくだれと会津の辛子味噌が添えられており、香ばしい香りと濃厚な味わいが食欲を引き立ててくれます。夏を元気に乗り切るためのスタミナ補給にもぴったりな内容です。
一方、東山グランドホテルでは、会津の郷土料理にスポットをあてたメニューが登場します。ひのきを曲げて作った器に、地元のお米とさまざまな食材を入れて蒸しあげる「わっぱ飯」は、会津ならではの一品。夏の時期には、うなぎと田舎ぜんまいをのせた特別仕様で提供されます。
また、さっぱりとした味わいの鯉のあらいをはじめ、ソースカツ、喜多方ラーメンなど、地元の食文化を味わえるメニューがそろっているのも魅力です。観光の合間に、会津らしい料理を堪能できる時間もまた、旅の大切なひとときになるはずです。
夜の楽しみはもうひとつ 手ぶらでOKの花火タイム
夕暮れが近づき、空が少しずつ茜色に染まってきた頃。
宿での一日を締めくくるのにぴったりな“もうひとつの楽しみ”が、敷地内の花火タイムです。
両施設では、期間限定で手持ち花火を楽しめる専用スペースが設けられています。売店で花火セットを購入できるほか、バケツなどの備品は無料で貸し出されるので、手ぶらで気軽に参加できるのがうれしいところ。スタッフに声をかければすぐ案内してもらえるので、小さなお子さんがいるご家族でも安心です。
ぱちぱちと音を立てる火花を眺めながら、子どもたちの笑い声が夜の空気に響く時間。
温泉で体をほぐしたあと、夏らしい灯りのなかでゆっくり過ごすひとときは、きっと旅の思い出をより鮮やかにしてくれるはずです。
この夏、思い出に残る“手しごと体験”を旅先で
会津若松の温泉宿で過ごす夏は、観光や温泉だけでなく、ものづくりや地元の味を通して地域にふれる時間があるからこそ、より深く記憶に残るのかもしれません。
赤べこや風鈴の絵付け体験は、子どもにとっては自由研究や初めての工芸体験に、大人にとっては静かに手を動かす癒しの時間に。手づくりの品が旅の記憶として残るのもうれしいところです。
にぎやかすぎない、でもちょっと特別な夏の思い出を探しているなら。会津での“手しごと体験”という選択肢を、そっと旅のプランに加えてみてはいかがでしょうか。
宿泊施設情報
大江戸温泉物語 あいづ
落ち着いた雰囲気と、こぢんまりとした空間が心地よい温泉宿。夏限定のイベントやバイキングが楽しめるほか、観光拠点としても便利な立地です。
住所： 福島県会津若松市神指町北四合字東神指77-1
アクセス： 磐越自動車道 会津若松ICより車で約7分
公式サイト：https://x.gd/Ix53q
大江戸温泉物語 東山グランドホテル
会津東山温泉の自然に囲まれたロケーションで、静かな時間を楽しめる温泉ホテル。郷土料理や手づくり体験など、地域らしさを感じられる施設です。
住所： 福島県会津若松市東山町大字湯本字上湯本5
アクセス： 磐越自動車道 会津若松ICより車で約25分
公式サイト：https://x.gd/NcFk5
