
森永乳業のチルドコーヒーブランド「マウントレーニア」と、新潮社「新潮文庫」によるコラボレーションプロジェクト『ほんとのひとやすみ』が、7月1日より順次スタートしている。
チルドコーヒーと文庫本。一見すると距離のある両者が組んだ狙いは、カフェラッテと読書を掛け合わせた新しい休息体験の提案にある。
今回のプロジェクトで軸となるのは、「ほんとのひとやすみ」というコンセプトだ。
情報があふれ、なにかと忙しい現代において、カフェラッテを飲む時間、本を読んで物語に浸る時間は、単なる休憩ではなく、自分を整えるための時間にもなる。
そこで「マウントレーニア」と、今年50周年を迎える夏の文庫フェア「新潮文庫の100冊」を企画する「新潮文庫」がタッグを組み、読書好きから読書ビギナーまで参加しやすい企画を展開する。

企画の中でも目を引くのが、7月6日週より全国で数量限定発売される「マウントレーニア~新潮文庫の100冊コラボ 小説パッケージ~」だ。
対象商品は「マウントレーニア カフェラッテ」「マウントレーニア カフェラッテ エスプレッソ」「マウントレーニア カフェラッテ ノンシュガー」の3種類。
パッケージには、サン=テグジュペリの『星の王子さま』、谷川俊太郎の『ひとり暮らし』、町田そのこの『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』から、印象的な一節が「ひとやすみ名文」として掲載される。
さらに、パッケージのQRコードからアクセスすると、五条紀夫、杉井光、駄犬の3人が「マウントレーニア」のために書き下ろした「むちゃぶり小説」が読める。
テーマもひと癖ある。五条は「緻密に計算されたバカバカしさに、“やられた!”と頭を抱える体験」、杉井は「心地よい透明な世界に浸っていたら、突然すべての景色が裏返る体験」、駄犬は「予想外の重い展開にガツンと殴られ、スマホを投げたくなるような体験」。
作家の個性と読者の好奇心を刺激する仕掛けになっている。

8月8日(土)からは、全国の書店を舞台にした読書体験パーティー「本パ」イベントも始まる。
東京、札幌、山形、京都、長崎の計6店舗で開催され、紀伊國屋書店 新宿本店では小川哲と宮島未奈によるトークショー、アーティストによる店内ライブ、文豪そっくりのDJが読書に合う音楽を届ける「現代転生!?文豪DJナイト」などが予定されている。
イベントの詳細や参加方法などは「本パ」サイトから確認できる。

そのほか、対象の「マウントレーニア」を購入したレシートを提示し、対象書店で新潮文庫の書籍を購入すると、オリジナルブックカバーとしおりがもらえるプレゼントキャンペーンも7月20日より展開される。
「新潮文庫の100冊」対象作品には、新キャラクター「ヨムム」が「マウントレーニア」を手にした限定コラボ帯も登場する。

森永乳業「マウントレーニア」担当者は、近年はただ休むだけでなく「自分を整え次につながる時間」を求める意識が高まっているとし、「創造的な休息」に寄り添う取り組みとして読書に着目したという。
「“ストローをさして、ページをめくる”――そんな何気ない所作の中に、心がふっとほどけるような時間を皆さまにお届けしてまいります」とコメントしている。
新潮社「新潮文庫」担当者は、「新潮文庫の100冊」について、毎年7月・8月に全国の書店で開催される夏の文庫フェアであり、今年で50周年を迎えると紹介。
書店店頭でしか得られない「本との出会い」を体験してほしいという思いのもと、古今東西の名作やベストセラーをそろえてきたといい、今回のコラボを通じて「本とカフェラッテとともに過ごす豊かな時間」を提案するとしている。
飲み物のパッケージに文学の一節が載り、QRコードの先には書き下ろし小説が待っている。
さらに書店では、バラエティ豊かなイベントまで用意される。今回のコラボは、読書体験の奥行きを広げようとする試みだとも言えるだろう。
<「マウントレーニア」×「新潮文庫」特設サイト>
https://www.mtrainier.jp/hitoyasumi/
<「本パ」サイト>
https://www.hon-pa.jp/
