2014年より国内外で行われるイベントを対象として「JACEイベントアワード」を実施している一般社団法人 日本イベント産業振興協会(JACE)はこの度、都内で「第12回JACEイベントアワード」表彰式を開催しました。
「JACEイベントアワード」とは
JACEイベントアワードは、総合的なイベントの表彰制度として創造的で革新的なイベントを広く募集し、時代をリードする人材の発掘・顕彰を行うことで、イベント業界全体の底上げを目指すイベントで、今年で12回目を迎えます。
イベント規模の大小に拘わらず選考することを目標とし、どんなイベントでも応募しやすく、幅広いジャンルのイベントを対象とするため、主催者別に「企業・業界団体」「政府・自治体・公的団体」「学生・NPO・各種団体・個人」の3つの部門を設定。
さらに今回から、これまで受賞対象になりにくかったポップアップストア・期間限定ショールームなど、空間デザインに優れた作品に対して評価の機会を広げることを目的として「スペースデザイン賞」を新たに設けています。
昨年最も優れたイベントが決定!
今回、2025年1月1日~12月31日の期間内に実施した国内外のイベントを対象に、最も優れたイベントを決める「第12回JACEイベントアワード」表彰式が開催されました。
一般社団法人日本イベント産業振興協会 副会長の江花昭彦さんが登壇。

「JACEイベントアワードも、今年で12回目を迎えることができました。我々JACEも、今後も業界の皆様と連携をしながら、イベントの力をさらに高めてまいりたいと考えており、本アワードも時代の変化に合わせながら、さらに成長をしていきたいと思っております。今回受賞された皆様、本当におめでとうございます。」
と挨拶を行いました。
今回受賞者には、日本初の「レゴ認定プロビルダー」である三井淳平さんが制作したLEGOブロックのトロフィーのほか、各部門賞ごとに賞状や賞金などが授与されます。

まずは「企業・業界団体」部門から、ブロンズ賞・シルバー賞・ゴールド賞を表彰。
●ブロンズ賞:映画『8番出口』東京メトロ脱出ゲーム
●シルバー賞:FUNclusion Week
●ゴールド賞:ばくモレ展
「企業・業界団体」部門でゴールド賞に輝いたのは、株式会社NTTドコモが行った、SNSの情報漏洩問題を啓発するための写真展イベント「ばくモレ展」となりました。

続けて「政府・自治体・公的団体」部門の結果を発表。
●ブロンズ賞:ひろしまドリミネーション 2025
●シルバー賞:Diriyah Season Souq Al-Mawsim
●ゴールド賞:託児銭湯
ゴールド賞には、株式会社ヒャクマンボルトが企画した、保育士に子どもを預けて銭湯でゆっくりと入浴することができるイベント「託児銭湯」が選ばれました。

次は「学生・NPO・各種団体・個人」部門。
●ブロンズ賞:令和7年度 第111回別府八湯温泉まつり
●シルバー賞:地域が世界平和の当事者になる「世界とつながる学び」講演会
●ゴールド賞:農道音楽祭-nouon- 2025
本部門のゴールド賞には、北海道深川市で昨年10月に開催した、農のまち深川の地域資源を活かしたイベント「農道音楽祭-nouon- 2025」が選出されました。

今年から新設された「スペースデザイン賞」には、丸の内仲通りの今後のあり方や活用方法を検証する社会実験イベント「Marunouchi Street Park 2025 Summer」が選出。
東京2025世界陸上競技選手権大会の機運醸成も兼ねて開催された本イベント。就労者や来街者の利用満足度向上に貢献したことが受賞の決め手となりました。

そして特別賞には、2025年日本国際博覧会が選出。

今回多くの万博関連イベントが応募していたそうですが、そのどれもが独自の意義と魅力を備えたものであり、一部分を切り出して個別に優劣をつけることは難しいと判断し、大阪・関西万博全体を特別賞として表彰することになったそうです。
そして受賞したイベントの中から「イベントプロフェッショナル賞」と「最優秀賞 経済産業大臣賞(日本イベント大賞)」の発表へ。
イベントプロフェッショナル賞には「映画『8番出口』東京メトロ脱出ゲーム」が選ばれました。
株式会社メトロアドエージェンシー 企画制作本部戦略プランニング局 プロジェクトデザインラボの佐々木啓太さんは、

「このイベントには、約10万人と多くの方にお越しいただいて凄く嬉しかった反面、駅が凄く混雑して大変なことになりました。その辺のバランスを調整するのにすごく苦労しましたが、イベントプロフェッショナル賞の受賞で、認めていただけたような気がして、とても嬉しく思います。」
とコメント。
そして栄えある最優秀賞には「ばくモレ展」が選出。
NTTドコモ ブランドコミュニケーション部長の福岡真美さんは、

「このイベントは“写真が盛れる”ということと“情報が漏れる”という、この2つを掛け合わせた企画となっております。NTTドコモは、人と情報をつなぐ立場として、安心・安全の啓発は重要な責務と考えております。このような背景から、この2つは楽しさや驚きを体験の入口として、普段なかなか関心を持ってもらうことが難しいテーマに自然に触れていただくよう工夫しました。その結果、たくさんの方に体験いただけたことを大変嬉しく思っております。」
と、本イベントが大きな反響を得たこと、そして最優秀賞を受賞したことに対する思いをコメント。
審査員からの総評でも、社会課題などをそのまま啓発しても振り向いてもらえない中で、まず「楽しい」という入口を作り、そこから学ぶことができる各イベントの仕組みを絶賛し、今後の発展に期待するとして表彰式を締めくくりました。
表彰式後、第12回JACEイベントアワードで最優秀賞を受賞した心境について福岡さんに伺うと、
「今回のこの取り組みは、特にこのデジタル社会でリテラシーが高いと言われている若年層にリスクを届けられたということが、意義あることだったかなと考えております。今年の3月にはWEB型のシミュレーションゲームとしても配信を開始しておりまして、よりたくさんの方に体験いただきたいと思っています。」
とコメント。
また、より多くの方にSNSによる情報漏洩リスクについて知ってほしいという想いから、現在新たなコンテンツを展開しているほか、渋谷区の中学校の教材にも使用されたことを明かし、今後学生に対する教材の提供という形でも広げていきたいと展望を語りました。
インフルエンサー育成ゲーム ばくモレ:https://www.docomo.ne.jp/special_contents/bakumore/index.html
JACEイベントアワード:https://award.jace.or.jp/
