原宿といえば、ファッションやカルチャーの発信地として知られる街である。一方で、この街には時代ごとに人々を惹きつける飲食店も数多く存在してきた。流行の移り変わりが早いエリアだからこそ、長く愛され続ける店には独自の魅力がある。
2026年6月1日、原宿・キャットストリートに「BASSANOVA HARAJUKU」がグランドオープンした。1990年代から原宿で親しまれてきたBASSANOVAが大型リニューアルを経て復活した形だ。看板メニューである「グリーンカレーラーメン」をはじめ、“和出汁×エスニック”という独自のスタイルはそのままに、ヴィーガンメニューや冷製麺など、現代の多様な食文化にも対応した新たな店舗として生まれ変わっている。長く愛されてきた味と、新しい時代の価値観。その両方を取り込んだBASSANOVA HARAJUKUが、原宿の新たな風景の一つになろうとしている。
1990年代から愛されるBASSANOVAが原宿に復活

6月1日にオープンしたBASSANOVA HARAJUKUは、原宿カルチャーの発信地として知られるキャットストリートに誕生した新店舗である。店内は木の温もりを感じられる和テイストの空間で統一されており、カウンター席は11席。コンパクトながらも落ち着いた雰囲気が漂い、一人でも立ち寄りやすい設計となっている。
BASSANOVAは1990年代から原宿で親しまれてきたラーメンブランドであり、今回の新店舗ではその歴史や精神を受け継ぎながら、新しい時代に合わせた店舗づくりを目指しているという。単なるラーメン店としてではなく、「日本を代表する原宿ラーメン」を世界へ発信する拠点として位置付けられている点も特徴のひとつ。国内の来店客はもちろん、海外から訪れる観光客も多い原宿という街だからこそ、その発信力にも期待が集まる。
和出汁×エスニックが生み出すBASSANOVAならではの一杯
BASSANOVAの最大の特徴は、和出汁と東南アジアの食文化を融合させた独自のラーメンスタイルにある。看板メニューのグリーンカレーラーメンをはじめ、個性豊かな一杯がそろう。

■グリーンカレーラーメン(1,700円)
和出汁とココナッツミルク、自家製グリーンカレーペーストを組み合わせたBASSANOVAを代表する一杯。ラーメンでありながらグリーンカレーの香りやコクを楽しめる独自の味わいが特徴だ。

■ラクサラーメン(1,700円)
東南アジアのラクサをベースにした濃厚なスパイス系ラーメン。海老の旨味とココナッツミルクのコクが重なり、エスニック料理好きにも人気を集めそうな一杯である。

■トムヤムクンラーメン(1,700円)
酸味と辛味のバランスを楽しめるエスニックラーメン。爽やかな香りと刺激的な味わいが特徴で、暑い季節にもぴったりなメニューとなっている。
■和出汁ラーメン(1,500円)
和出汁の旨味を丁寧に引き出したシンプルな一杯。BASSANOVAの出汁へのこだわりを感じられるメニューであり、ブランドの原点ともいえる存在だ。
ヴィーガン対応や冷製麺も 原宿店ならではのメニュー展開
原宿店では、多様な食文化やライフスタイルに対応したメニューも展開している。

■ヴィーガンピンクビーツラーメン(1,900円)
鮮やかなピンク色が目を引く原宿店を象徴するヴィーガンメニュー。見た目のインパクトだけでなく、味や満足感にもこだわって開発された一杯だ。

■ヴィーガングリーンカレーラーメン(1,700円)
看板メニューのグリーンカレーラーメンを動物性食材不使用で表現。ヴィーガンの人はもちろん、健康志向の人や海外からの来店客にも配慮したメニューとなっている。

■冷製シリーズ(夏季限定)
グリーンカレー、ラクサ、トムヤムクン、ヴィーガンピンクビーツ、ヴィーガングリーンカレー、和出汁の各メニューを冷製スタイルで提供。暑い季節でもさっぱりと楽しめる原宿店限定のシリーズである。
ラーメンだけで終わらない! トッピングや締めまで楽しめる一杯
BASSANOVA HARAJUKUではラーメンそのものだけでなく、サイドメニューやトッピングも充実している。

トッピングには、のりやネギ、味玉、木くらげ、パクチー、チーズなどを用意。さらに麺の追加やサイズ変更にも対応しており、自分好みの一杯にカスタマイズできる。なかでもパクチーやチーズといったトッピングは、“和出汁×エスニック”というBASSANOVAらしい味わいをさらに引き立ててくれそうだ。
また、ラーメンとあわせて楽しめるご飯ものやサイドメニューも充実している。

■とり飯(600円)
鶏の旨味を凝縮したご飯メニュー。ラーメンとの相性も良く、満足感をさらに高めてくれる一品だ。

■ネギ飯(400円)
原宿店限定レシピで仕上げたサイドメニュー。シンプルながらネギの風味をしっかり楽しめる。

■餃子(700円)
外はパリッと、中はジューシーに仕上げた自家製餃子。ラーメンのお供としても人気を集めそうだ。

■チーズ&ライス(500円)
グリーンカレーラーメンを食べ終えた後のスープに加えて楽しむ締めメニュー。チーズとライスを合わせることで濃厚なリゾットのような味わいとなり、最後の一口まで楽しめる。
<メニュー>

原宿カルチャーとともに生まれる新しいラーメン体験
グランドオープン前日の5月31日には、メディア関係者やインフルエンサーなどを招いたオープンイベントが開催された。会場では、看板メニューのグリーンカレーラーメンをはじめ、ラクサラーメンや原宿店オリジナルのヴィーガンメニューなどが提供され、来場者はBASSANOVAならではの“和出汁×エスニック”の味わいを体験した。
店長によると、今回キャットストリートを選んだ背景には、原宿の歴史やカルチャーを未来へつなぎたいという想いがあるという。かつて裏原カルチャーが生まれ、多くのクリエイターが集まったこのエリアで、新たなコミュニティや文化が生まれる場所を目指しているとのことだ。また、店舗づくりにおいてはラーメンの味だけでなく、日本らしさを感じられる空間づくりにもこだわったという。海外からの来店客にも、日本文化や原宿の魅力を体験できる場所として利用してほしいという考えが込められている。
<店舗概要>
店舗名:BASSANOVA HARAJUKU
オープン⽇:2026年6⽉1⽇(⽉)
所在地:東京都渋⾕区神宮前5-11-13 ネスト原宿10 2階
営業時間:11:00〜23:00(L.O.22:00)
Instagram:https://www.instagram.com/bassanova_Harajuku
長年親しまれてきたBASSANOVAが、新たな形で原宿に帰ってきた。
看板メニューのグリーンカレーラーメンをはじめ、ヴィーガン対応や冷製麺など、多様な人々が集まる街ならではの工夫も随所に見られる。ラーメンの味だけでなく、空間やカルチャーとのつながりも含めて楽しめるのが、この店ならではの魅力だろう。原宿を訪れた際には、街歩きの途中にふらりと立ち寄り、その一杯を味わってみるのもよさそうだ。
