3月25日(水)、NPBパートナーに就任した損害保険ジャパン株式会社(以下、損保ジャパン)が、新たに「損保ジャパン HIKESHI賞」を発表し、都内でPRイベントを開催しました。
試合の流れを大きく左右しながらも、これまで十分に評価されてこなかった救援投手の“見えない貢献”に光を当てる本賞。登壇したプロ野球OBの五十嵐亮太さんと、野球ファンとして知られる磯山さやかさんは、極限のプレッシャーの中でマウンドに立つ“火消し役”の価値や、その裏にある覚悟について語りました。数字だけでは語りきれないドラマに、新たな視点が加わろうとしています。
損保ジャパンの火消しの歴史

損保ジャパンは、日本初の火災保険会社。火災による被害を最小限に食い止めるため、保険会社でありながら、警視庁で唯一認可された私設消防団「東京火災消防組」を結成し、消火活動を行ってきた歴史があります。
代表取締役社長の石川耕治氏は、「130年以上経った今も、人々の暮らしを災害から守るという精神は、受け継がれています。プロ野球には記憶に残る数字以上にファンの記憶に刻まれる鮮烈な活躍を見せてくれるヒーローがいます。それはピンチの真っ只中に飛び込み、それを食い止める救援投手の方々です」と話します。
これまで彼らを定量的に評価する機会はありませんでしたが、今回のHIKESHI賞の導入により、数字で成果を測ることができるようになります。
石川氏は、「ノーアウト満塁という絶体絶命のピンチの場面でマウンドに上がり、その時に投手が背負う心理的重圧、無失点で切り抜けた時にもたらす安心感の価値を可視化し、讃えたいと考えました」と説明。続けて、「ピンチの場面こそが野球というドラマにおいて、最も熱く価値のあるシーンであり、マウンドに向かう背中にこれまで以上に惜しみない賞賛が送られる。そんなプロ野球の新しい楽しみ方をファンの皆様と作っていきたい」と明かしました。
HIKESHI賞を通じて伝えたいメッセージを、「人生のピンチは誰にでも訪れる可能性があります。そのときに自分自身、大切な人を守り抜けるかどうかは日々の準備ができているかどうかにかかっています。損保ジャパンは、保険商品やサービスを通じて、社会に確かな備えという名の安心感を伝えていきたい」と石川氏は訴えました。
HIKESHI賞とは

一般社団法人日本野球機構事務局長の中村勝彦氏は、「プロ野球における救援投手は、まさに勝敗を分ける“火消し役”です。これまでは数値ではなかなか語り尽くせない部分がありましたが、今回独自の指標でその貢献に光を当てられることは、新たな野球の魅力を発見できる大きな意味があると確信しています」と挨拶。
一般社団法人日本野球機構セントラル・リーグ運営部部長の杵渕和秀氏は、HIKESHI賞の紹介を行いました。

HIKESHI賞は、シーズンを通してのポイント制で、セ・パ1名ずつに各100万円の賞金が贈られます。ABCの3つの指標を設け、HIKESHIポイントを設定。加点ポイントと減点ポイントに分かれ、奪ったアウトの数が加算。一・二塁なら3ポイント、満塁であれば6ポイント加算されます。減点ポイントは、出塁させた走者の数、得点を許した数が対象です。

日本野球機構セントラル・リーグ統括の杵渕和秀氏は、「慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、走者がいれば大きな加点、イニングの途中からの登板でも抑えることで加点が増えていく算出方法です。この賞の設立によって、全ての救援投手にスポットライトが当たる機会ができたと思っています」と語りました。
五十嵐亮太さん、磯山さやかさん登場

今回のHIKESHI賞設立を受け、五十嵐さんは、「とても嬉しいです。ランナーがいる場面で中継ぎ投手が出ていくというのは、試合の流れを決めると言っても過言ではないシチュエーションで出ていくので、そこにスポットライトを当ててもらえたことが嬉しいです。中継ぎ、クローザーも含めてモチベーションが上がっていくと思います」とコメント。

磯山さんは、「これまでなぜなかったのだろうと思うような評価のされ方ですね。あのピンチの場面で守って火消ししてくれるというのは相当嬉しいです。ですが、選手の皆さんは大変だと思うので、メンタルの部分でも評価されるのは嬉しいです」と言及しました。

ピンチのマウンドに向かう時の気持ちを聞かれると、五十嵐さんは、「1番は抑えることに集中していました。ランナーがいるシチュエーションで抑えることで、勝ちの方向に持っていけるイメージをしながら投げていました」と返答。
磯山さんは、「1点は取られてもいいよ、最悪2点までならという気持ちもあるのですが、0で抑えて火消ししてくれると『うわぁ〜大好き!』と思います」と返しました。
ピンチを乗り越えるためには“事前の備え”が大切

五十嵐さんは、野球選手としてピンチを乗り越えるために大切なことをフリップで“事前の備え”と回答。「救援投手、中継ぎはその瞬間ベストを尽くして1イニング終わらせることが大切なので、試合展開を予想する、流れを見ながらどうしていくのか、自分がどうなりたいのかを準備して備えていくことを大切にしていました」と告白しました。

日常生活におけるピンチへの備えについて、磯山さんは“もしもの意識”とにっこり。「体調管理、防災グッズの準備は意識してやっています。もしもを考える人なので、新幹線とか飛行機に乗っている時に何かあった場合にどこの窓から出てとか、シートのどこに何があるとか、意識しています」と展開。
それに対し、五十嵐さんは、「最初インタビューされた時、話しながら警戒されていた気がします」と訴えていました。
救援投手の価値に新たな光が当たる
試合の流れを左右する重要な存在でありながら、これまで数字だけでは評価しきれなかった救援投手。その“見えない貢献”に光を当てる「HIKESHI賞」は、プロ野球の楽しみ方に新たな視点をもたらしてくれそうです。ピンチの場面でマウンドに立つ選手たちの一投一投に、これまで以上の意味やドラマを感じられるようになるかもしれません。今後、この賞がどのように浸透していくのかにも注目が集まります。
「損保ジャパン HIKESHI賞」PR発表会 概要

損保ジャパン HIKESHI賞公式サイト:
https://www.sompo-japan.co.jp/company/initiatives/hikeshi_award/
