東京都は、3月8日の国際女性デーに合わせ、科学や数学などの「STEM分野」での女性活躍を応援するため、女子小中学生とその保護者を対象とした体験型イベント「キラリ☆サイエンスFes!」を、都内のTokyo Innovation Baseにて開催しました。
女子小中学生と保護者向けに女性活躍を応援するイベント「キラリ☆サイエンスFes!」開催
「キラリ☆サイエンスFes!」は国際女性デーを契機に、女性の活躍が望まれる「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Mathematics(数学)」の4つを総称したSTEM分野の推進をすることを目的とした、女子小中学生とその保護者を対象とする体験型イベント。
東京都としては初の取り組みとなる本イベントでは、吉本興業の人気女性お笑い芸人をはじめ、同分野の第一線で活躍する女性起業家や研究者、現役大学生が登壇するステージイベントを実施しました。
会場に多くの女子小中学生とその家族が訪れる中、本イベントの冒頭には、女性お笑いコンビのガンバレルーヤ・よしこさんとまひるさんが登壇。

昨年度に続き、今年度も女子中学生からの人気が1位だったそうで、
「(1位の理由は)元気で明るいからということなんですけれども、それが一番ですよね。今日は元気に明るく頑張ります。よろしくお願いいたします!」
と意気込みを語りました。
続けて、東京都の松本明子副知事が登壇。

「国際女性デーは今からおよそ50年前に国連で定められた、女性の活躍を推進する日です。日本は男女平等が浸透しつつありますが、まだ十分とは言えない分野があります。それが今日のテーマである科学技術の分野です。今日は皆さんの先輩にあたる、さまざまな方からいろいろなお話を聞けるのと、身近な科学の現場を体験していただきたいと思います。」
と、本イベントの目的などを説明。
ガンバレルーヤのお二人とともに、本イベントの開幕を宣言しました。

ペットボトルでバター作り!?化学の面白さを伝えるステージショー
続けて「身近なふしぎ大発見! びっくりサイエンスショー」を開催。
東京都市大学教育開発機構 准教授でサイエンスエンターテイナーの五十嵐美樹さんと、オープニングに続けてガンバレルーヤが登壇し、化学の楽しさと面白さを伝えるプログラムを行いました。

このプログラムでは、ペットボトルと生クリームを使って、とある方法でバターを作ると宣言。

「あたためる」「ふる」「お水をくわえてまぜる」「生クリームをはげます」の4択クイズが出される中で、ガンバレルーヤは迷わず4番を選択し、会場の子どもたちを笑わせていました。
正解は2番の「ふる」で、生クリームを振った際の衝撃でたんぱく質が剥がれ、脂肪分が凝縮することでバターができるのだと原理を解説。
衝撃を与える方法を問われたよしこさんは、ペットボトルに入った生クリームへ「クソが!!!」と罵倒し、会場の子どもたちへも衝撃を与えるとともに笑いも与えていました。

五十嵐さんはキレッキレのダンスを踊りながら生クリームを激しくふり、その後はガンバレルーヤが選ばれた子どもたちと一緒にシェイクし、見事バターが完成。



子どもたちは五十嵐さんから化学の楽しさを、ガンバレルーヤと一緒に学びました。
音の波を見て体感!音と数学の即興セッション
前のプログラムに引き続き、ガンバレルーヤのお二人と数学研究者・ジャズピアニストでsteAmの代表を務める中島さち子さんが登壇し「音が見える!?みんなで鳴らそう!音のふしぎ発見ライブ」を行いました。
中島さんは、高校2年生の時に国際数学オリンピックに出場し、日本人女性として初の金メダルを受賞された、数学研究の第一人者。

「今日は、みんなと一緒に『音って何だろう』という音の不思議を、聞くだけではなく見たり、感じたり、触ったり。そんな体験ができたらいいなと思ってます。」
と語りました。
ステージにはMini KURAGE Bandも登壇し、音の波を視覚的に見ることができる「オシロスコープ」を使い、楽器や声の高音から低音まで、さまざまな音を表示。
子どもたちと一緒に、音の波の違いについて学びました。

そして、身近なゴミや廃材で作った「スチャラカ楽器」を使い、希望した子どもたちと一緒に即興のセッションを実施。
当初は10人程度を予定していましたが、ガンバレルーヤの希望で、参加したいと挙手した子どもたち(約20〜30人)全員が参加することに。
セッションのお題は「ピンクと黄色(ガンバレルーヤ)」と「クラゲ」とし、一緒に音を奏でました。

演奏後は会場から割れんばかりの拍手が起き、参加した子どもたちも満面の笑顔に。
よしこさんとまひるさんのお二人も「(曲が完全に)ピンクと黄色だった!クラゲだったね!」と、テーマのイメージ通りの音が奏でられたことに驚かれた様子。
イベントを通して、子どもたちが自発的に質問を行うなど、興味関心を大いに刺激していました。
会場では、その後も魅力的なステージプログラムのほか、最先端の化学・技術などを体験できる「体験コーナー」も実施。

複数の企業・団体によってブースが設けられ、大勢の女子小中学生とその保護者が楽しみながら、STEM分野への興味を引き出していました。
特設サイト:https://www.26womens-day.metro.tokyo.lg.jp/
