岐阜県高山市で、親子で楽しめる「のりものフェスタ in こくふ」が11月8日(土)に開催されます。
会場となる「こくふ交流センター」には、働く車やバスなど、普段なかなか近くで見ることのできない車両が大集合。運転席に座っての記念撮影や体験コーナーなど、子どもたちの好奇心をくすぐる企画がそろっています。
このイベントは、公共交通の大切さや役割を多くの人に知ってもらうことを目的としており、入場は無料。オリジナルグッズの配布も予定されており、家族連れで気軽に楽しめる内容になっています。
また、午後には「公共交通シンポジウム」も同時開催されます。専門家や市民が一緒になって、高山市の交通の現状やこれからについて考える場として開かれる予定です。
広い市域を持つ高山市では、公共交通を守り、支えることが暮らしの大切なテーマのひとつ。
楽しみながら「のりもの」を学べるこのフェスタは、地域の交通や未来について考えるきっかけになりそうです。
親子で楽しむ「のりものフェスタ in こくふ」

岐阜県高山市で開かれる「のりものフェスタ in こくふ」は、子どもから大人まで楽しめる“乗りものの祭典”です。
会場となる「こくふ交流センター」には、さまざまな車両が集結し、見て・触れて・学べるイベントとして開催されます。
このフェスタの目的は、地域の人々に公共交通の大切さを知ってもらうことです。
広い市域を持つ高山市では、山間部を含む多くの地域でバスなどの公共交通が暮らしを支えています。
通勤や通学だけでなく、高齢者の移動や観光にも欠かせない存在であり、そのネットワークを維持していくことは地域にとって大きな課題でもあります。
今回のイベントは、そうした背景を踏まえ、公共交通の役割や魅力をより身近に感じてもらうことを目指しています。
難しいテーマを堅苦しく伝えるのではなく、親しみやすく体験を通じて学べるのがこのフェスタの特徴です。
楽しみながら交通の未来を考えられる一日になりそうです。
迫力の車両展示に子どもたちも夢中

会場には、日常ではなかなか近くで見ることができない「働く車」や「バス」などが勢ぞろいします。
色とりどりの車両が並ぶ光景は圧巻で、子どもたちの目が一気に輝き出す瞬間です。
レトロなデザインのバスや、道路を支える重機など、普段の生活を陰で支える“働く車”たちを間近に感じられます。
運転席に座ってハンドルを握ったり、記念写真を撮ったりと、まるで本物の運転手になったような気分を味わえるのも魅力のひとつ。
大人にとっても懐かしさを感じる展示が多く、親子で一緒に「昔はこんなバスが走っていたんだよ」と会話が弾みそうです。
展示車両の一部には、車の仕組みや役割を学べる解説パネルも設置されており、「かっこいい!」だけでは終わらない学びの要素もあります。
見る・触れる・学ぶの三拍子がそろった展示は、子どもたちにとって忘れられない体験になるでしょう。
体験とグッズで広がる“のりもの”の世界

「のりものフェスタ in こくふ」のもうひとつの魅力は、見て終わりではなく“体験できる”ことです。
会場には、子どもたちが夢中になれる体験コーナーがいくつも用意されています。
運転席に座って写真を撮るだけでなく、車両の仕組みを学んだり、体を使って遊んだりと、五感でのりものを感じられる内容です。
特に小さな子どもたちにとっては、初めて間近で見る大きな車や重機はまるで動くおもちゃのよう。
タイヤの大きさに驚いたり、バスのドアが開閉する様子に歓声を上げたりと、会場には笑顔があふれます。
単なる展示ではなく、「体験を通して好きになる」仕掛けが随所に散りばめられているのが印象的です。
また、イベントを通じて公共交通の大切さを伝えるため、会場ではオリジナルのバスグッズなど啓発アイテムも配布されます。
かわいらしいデザインの記念品やバスキャラクターのアイテムは、思い出として持ち帰れるだけでなく、家庭に帰ってからも“のりもの”への興味をつなげてくれそうです。
午後は“公共交通シンポジウム”で未来の移動を考える
フェスタの午後には、「公共交通シンポジウム」も同時開催されます。
会場は「こくふ交流センター」内のさくらホール。
時間は13時30分から15時30分までの2時間で、どなたでも無料で参加できます。
このシンポジウムでは、高山市の公共交通の現状や課題、そしてこれからの方向性について、専門家と市民が意見を交わします。
人口減少や高齢化が進むなかで、地域の移動手段をどう守っていくかは全国的にも重要なテーマ。
交通手段がなくなれば、通学や通院、買い物といった“日常の行動”そのものが難しくなる地域もあります。
そうした課題に対して、高山市では市民と行政が一緒に考える場を設け、持続可能な公共交通の形を模索しています。
フェスタの明るく楽しい雰囲気とは少し違い、このシンポジウムは「未来の移動をどう支えるか」を真剣に考える場です。
子どもたちがのりものに夢を抱き、大人がその未来を支える。
“遊び”と“学び”の両方が詰まったこのイベント全体が、高山市らしい取り組みといえるでしょう。
楽しみながら未来の交通を考える一日

「のりものフェスタ in こくふ」は、子どもから大人までが一緒に“のりもの”を通して学び、楽しめるイベントです。
展示や体験を通じて、普段利用しているバスや働く車の存在を改めて意識することで、地域の交通がどれだけ日々の生活を支えているかに気づくきっかけになります。
特に広い市域を持つ高山市では、公共交通の維持は地域の暮らしそのものに直結しています。
今回のように「遊びながら学べる」イベントが定期的に開かれることは、次の世代へ交通の大切さを伝える大きな一歩と言えるでしょう。
親子で楽しむ時間のなかに、未来を考えるヒントがある。
そんな温かい発見が待っている「のりものフェスタ in こくふ」は、地域を支える“のりもの”の魅力を、改めて感じさせてくれるはずです。
イベント概要
のりものフェスタ in こくふ
- 開催日時:2025年11月8日(土)10:00~15:00
- 会場:こくふ交流センター(岐阜県高山市国府広瀬町880-1)
- 入場料:無料
- 主催:高山市公共交通活性化協議会
同時開催|公共交通シンポジウム
- 開催時間:13:30~15:30
- 会場:こくふ交流センター さくらホール
- 内容:高山市の公共交通の現状と未来について、専門家や市民が意見を交わします
- 参加費:無料
地域の移動手段を守り、持続可能な公共交通ネットワークを築くために、市民一人ひとりの声を届ける大切な機会となっています。
親子で楽しめるフェスタとあわせて、ぜひ足を運んでみてください。
URL:https://www.city.takayama.lg.jp/kurashi/1000023/1000126/1006447.html

 
                                             
                                             
                                             
                                             
                                            