4月8日(火)、両国国技館にて「2025年度バンタン謎解き入学式」が開催され、晴れてスクールに通う新入生と保護者のみなさん約4,000名が参加しました。式典後、同式をプロデュースした謎解きクリエイターの松丸亮吾さんが、報道陣の囲み取材に応じました。

同入学式は、入学式の招待状や会場内の看板装飾、さらには力士にまで、あらゆる場所に“謎”が仕掛けられた、これまでにない入学式となり、大いに盛り上がりました。感想を聞かれた松丸さんは、「入学式と言うと参加者がアクションすることがあまりなく、基本的には受け身の式典だと思うのですが、そこを謎解きを使って能動的に参加する式典にしたいというお話を聞いた時『なんてクリエイティブなんだ!』って感動したんです。『ぜひ仕掛けさせてください!』と僕に出来ることを形にしたいと思ったので、会場が盛り上がってよかったです」とコメント。

囲み会見の前にSNSで反応のチェックしたそうで、「入学式史上一番楽しかったという感想もあったのでうれしかったです。やりきったような気持ちです!」と、同式をプロデュースが報われた形で終わり、安堵の表情を浮かべました。

同式に謎解きを仕掛けた経緯はほかにもあり、同式は「謎解きクリエイター専攻」の2026年4月開講に先立って行われました。「昨今、ゲーム業界でも謎解きというジャンルが台頭して来ています。ひとつのバズるテーマでもあり、この先ゲーム動画と謎解きを掛け合わせる場面が出てくると思います。専攻も出来るため、何か仕掛けられたらなという話がありました」と、謎解き入学式に込めた想いを説明する松丸さん。

しかも「ただ問題を出すだけでなく、ハラハラドキドキするものをしたい」とのことで、「力士に謎を仕掛けたり、看板に誤植があるなど、最近で言うと『8番出口』など違和感から探していくものがバズッっていますが、違和感から始まる物語、ゲームとして入学式を企画しました」と説明。同式では仕掛けられた謎の解説も行われ、大いに盛り上がりました。

また、同式の最後には約4,000名の参加者全員が、ステージ上に隠された“爆弾を止める”謎解きに挑戦。会場全体が一体となり、忘れられない新たな学びの門出となりました。大掛かりな謎を仕掛けた松丸さんは最後に新入生に向け語りかけるのですが、この“爆弾を止める”謎解きには、バンタンゲームアカデミー名誉アカデミー長に就任した松丸さんの愛情に裏打ちされた深いメッセージが込められていたのです。

「今日は、ただみなさんに謎を仕掛けただけではありません。これから先、みなさんはさまざまな選択に直面し、正解や不正解が分からず、悩んだり葛藤したりすることがあると思います。でも、どちらか一方が正解で、もう一方が不正解、ということはほとんどありません」と、“爆弾を止める”謎解きに込めた想いを語り、

「自分が進みたいと思える道を信じて進むことが、いちばん確かな道だと僕は思います。答えを探すだけでなく、自分の頭でしっかり考えて、自分が”これだ”と思える道を全力で進んでいってください。みなさんがこれから作っていくものに、僕自身が触れられるのを楽しみにしています!」と、新入生のみなさんにエール。この感動的なクライマックスに会場では大きな拍手に包まれました。

なお、同式ではスクールに通う生徒のみなさんの具体的なプレゼンや、MEGUMIさんなどの著名人によるゲスト祝辞なども行われ、これから先道に迷いそうになった時に参考になりそうなアドバイスも披露されました。